添付ファイルとは?てんぷふぁいる
添付ファイルとは、電子メールの本文とは別に、文書や画像などのファイルを同じメールへ載せて送る仕組み。文字しか運べない仕組みの上に符号化して載せているため、実行形式や圧縮ファイルまで運べてしまい、マルウェアの主要な侵入経路になっている。受け取った文書に記入して返す場面の操作手順も出題される。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
電子メールはもともと文字のやり取りを運ぶ仕組みで、ファイルを送ることは想定されていなかった。そこへMIMEという規格でファイルを文字列に符号化して載せる方法が加わり、業務の受け渡しが一気にメール中心になった。しかし「開くと動くもの」まで運べるうえ、宛先の入力ミスがそのまま外部への送信になる。sgでは、感染と誤送信という二つの事故がどちらもここを起点に起きる前提で問われる。
具体例
取引先へ見積書を送るときは、宛先を入力する前にファイルを添付して誤送信を防ぎ、機密度が高い資料はメールに付けず、BoxやGoogleドライブなど社内で認められた共有サービスのリンクで渡す運用にする。記入を求められた文書を返すときは、PCへ保存して記入・保存し直したものを返信メールへ添付し直す。
試験での引っ掛け
「添付ファイルを保存してから、返信の本文に回答を書く」手順は誤り。指示が「文書に記入して添付し直す」なら、本文へ書き写すのは指示から外れる。記入せずに保存しただけのファイルを送り返す選択肢も定番の誤りである。また拡張子の表示を切っていると、二重拡張子の実行ファイルを文書と見誤りやすい点も押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問49(IPA)
A社は、放送会社や運輸会社向けに広告制作ビジネスを展開している。A社は、人事業務の効率化を図るべく、人事業務の委託を検討することにした。A社が委託する業務(以下…
正解:B業務に従事する従業員が、攻撃者からの電子メールを複合機からのものと信じて本文中にあるURLをクリックし、攻撃者が用意したWebサイトにアクセスしてマルウェア感染する。その結果、A社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
要点:公開された初期設定は複合機を装う偽メールに悪用される
複合機が送るメールの差出人・件名・本文・添付ファイル名が初期設定のまま固定で、その初期設定はベンダーのサイトで公開されている。つまり攻撃者は本物そっくりの偽メールを容易に作れる。従業員がそれを複合機からの通知と信じて本文中のURLを開けば、悪意あるサイトへ誘導されマルウェアに感染し、預かった個人情報の漏えいにつながる。
出典:令和5年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問15(IPA)
消費者向けの化粧品販売を行うA社では,電子メール(以下,メールという)の送受信にクラウドサービスプロバイダB社が提供するメールサービス(以下,Bサービスという)…
正解:マルウェア定義ファイルは,10分ごとに更新されるように,マルウェア対策ソフトの設定を変更する。
要点:定義ファイルの更新間隔が長いと公開直後の検体を取りこぼす
このインシデントでは、検出に必要なマルウェア定義ファイルが9時には公開されていたのに、PCの更新設定が1日1回16時だったため、9時30分に添付ファイルを開いた時点では古い定義のままでした。つまり定義ファイルの更新間隔が長すぎたことが直接の弱点です。更新を短い間隔で行うようにすれば、公開直後の定義を取り込めて同様の被害を防ぎやすくなります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。