Webメールとは?うぇぶめーる
Webメールとは、専用のメールソフトを入れず、Webブラウザだけで電子メールを送受信できるサービス。本文も添付ファイルもサーバ上に残り端末には保存されないため、端末の紛失や故障でメールを失わない一方、認証情報が漏れれば場所を問わず中身を読まれる。部門では、利用してよい端末と回線の範囲を規程で決めておく。
最終更新:2026-10-06
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かつては端末へメールを取り込んで読む方式が普通で、持ち出したノートPCや退職者の端末の中に、何年ぶんもの本文と添付が残った。紛失すればそれがそのまま情報漏えいになる。データを端末に残さない形が広まったのは、この持ち出しの危険を減らすためである。この試験では、端末を守る話からアカウントを守る話へ重心が移った例として問われる。
具体例
Microsoft 365 の Outlook on the web は、出張先の共用パソコンのブラウザからでも同じ受信箱を開ける。部門としては、社外からの利用には多要素認証を要求し、共用の端末を使ったときはサインアウトと閲覧履歴の削除まで行うことを手順書に書き、教育の場で周知する。
試験での引っ掛け
「Webメールで送ったメールはWebブラウザでしか読めない」は誤り。送られるのは通常の電子メールで、受け取った側はメールソフトでも読める。「端末に保存しないから安全」と読むのも誤りで、情報の置き場がサーバへ移るだけであり、アカウントを乗っ取られたときの被害はむしろ広くなる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問17(IPA)
次の電子メールの環境を用いて、秘密情報を含むファイルを電子メールに添付して社外の宛先の利用者に送信したい。その際のファイルの添付方法、及びその添付方法を使う理由…
正解:Webブラウザから Webメールのサーバまでの通信は暗号化されるが、その後の通信が暗号化されないこともあるので、ファイルを暗号化してメールに添付する。
要点:経路の一部しか暗号化されないならファイル自体を暗号化
HTTPSで守られるのはブラウザとWebメールサーバの間だけであり、そこから先のサーバ間のSMTP転送や受信者のPOP3受信が暗号化される保証はない。経路の一部しか守られていない以上、通信路の暗号化だけに頼るのは危険で、ファイルそのものを暗号化して中身を守る必要がある(エンドツーエンドの保護)。なおBase64は文字コード変換の符号化にすぎず、鍵を使わないため暗号化にはならない。
出典・参考
公式シラバスの4 技術要素 > 5 ネットワーク応用 > インターネット(電子メール)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。