クライアントサーバシステムとは?
クライアントサーバシステムとは、処理を依頼する側の端末(クライアント)と、データや機能を提供する側のコンピュータ(サーバ)に役割を分ける構成。データがサーバに集まるため、守るべき場所を絞り込みやすい一方、サーバが停止したり侵入されたりすると影響が全社に及ぶという特徴を押さえておく。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2019年度)。
くらいあんとさーばしすてむ
クライアントサーバシステムの意味
処理を依頼する側の端末(クライアント)と、データや機能を提供する側のコンピュータ(サーバ)に役割を分ける構成。データがサーバに集まるため、守るべき場所を絞り込みやすい一方、サーバが停止したり侵入されたりすると影響が全社に及ぶという特徴を押さえておく。
クライアントサーバシステムの具体例
営業部が顧客情報を各自のパソコンの表計算ファイルで管理していたため、顧客管理サーバに集約した。以後、退職者のアカウントを停止するだけで顧客情報への到達を止められるようになり、誰がいつ閲覧したかもサーバ側のログで追えるようになった。
クライアントサーバシステムは試験でどう引っ掛けられる?
「集約すれば安全になる」と言い切るのは誤り。集約は管理を容易にする一方、侵害時の被害を1か所に集中させる。可用性の確保とバックアップ、権限設計を併せて検討する必要がある。
クライアントサーバシステムと関連する用語
クライアントサーバシステムが出た過去問
クライアントサーバシステムを構築する。Webブラウザによってクライアント処理を行う場合、専用のアプリケーションによって行う場合と比較して、最も軽減される作業はど…
正解:クライアント環境の保守
要点:Webクライアント化で端末側の配布・更新作業が減る
Webブラウザをクライアントとする構成では、業務処理のプログラムはサーバ側に置かれ、利用者側には標準的なブラウザがあればよい。そのため、各端末へのアプリケーションの配布・インストールやバージョンアップといったクライアント環境の保守作業が大幅に軽減される。サーバの復旧やデータベース構築、アカウント管理はサーバ側の作業であり、クライアントの実装方式を変えても負担は変わらない。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問45(IPA)クライアントサーバシステムの特徴として、適切なものはどれか。
正解:クライアントとサーバが協調して、目的の処理を遂行する分散処理形態であり、サービスという概念で機能を分割し、サーバがサービスを提供する。
要点:クライアントサーバは要求側と提供側で役割を分けた分散処理
クライアントサーバシステムは、機能をサービス単位に分けて、要求する側のクライアントと提供する側のサーバが役割を分担しながら処理を進める分散処理形態である。処理を担う側とその利用者を明確に分けることで、負荷の分散や機能の集中管理がしやすくなる。プロセッサやメモリを共有する密結合構成とは別の概念である。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。