監視カメラとは?かんしかめら
監視カメラとは、出入口や重要な区画の様子を記録し、不正な立入りや持ち出しに対して事前の抑止と事後の追跡の両方を効かせる物理的セキュリティ対策。管理者に問われるのは機器の性能ではなく、設置していることの掲示、録画の保存期間、誰の承認があれば映像を見られるかを規程に落とし込めているかである。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
施錠や入退室管理が決められるのは「入れる/入れない」までで、正規の権限で入った人がそこで何をしたかは残らない。書類の持ち出しや画面の盗み見のように、権限の範囲内で起こる行為を後から確かめる手段として録画が要る。一方で映像は撮られる側の権利に関わるため、目的の外では見ないことをどう担保するかが同時に問われる。抑止と証拠という二役を持つ対策だと整理して覚える。
具体例
セコムやALSOKの入退室管理サービスは、カメラ映像と入退室の記録を時刻で突き合わせられる形で提供している。書庫の書類が見当たらないという申告を受けた際、該当時間帯の入室記録と映像を情報セキュリティ委員会の承認を得たうえで確認し、持ち出した本人の記憶違いだと判明した。
試験での引っ掛け
映像は個人情報に当たりうるため、管理者が必要と判断しただけで自由に閲覧してよいものではなく、利用目的の明示と閲覧の手続が要る。またカメラは侵入そのものを止めないので、施錠や入退室認証と組み合わせて初めて対策になる。抑止は防止ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問53(IPA)
A社は、高級家具を販売する企業である。A社は2年前に消費者に直接通信販売する新規事業を開始した。それまでA社は、個人情報はほとんど取り扱っていなかったが、通信販…
正解:(二),(七)
要点:共連れは認証強化でなく注意喚起と相互牽制で抑える
共連れは、認証済みの人に続いて未認証の人が入室してしまう人的な問題であり、認証方式を強化しても入室そのものを止められない。有効なのは、共連れの危険を知らせて意識づけを行うことと、見かけた際に従業員同士で注意し合うことである。年1回の映像確認では抑止も発見も遅く、アンチパスバックの導入場所も対象エリアと異なる。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 4 情報セキュリティ対策 > 物理的セキュリティ対策に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。