スキャベンジング(トラッシング)とは?
スキャベンジング(トラッシング)とは、ごみ箱や廃棄物から、書類・メモ・記録媒体を拾い出して情報を入手する行為。組織図、内線表、パスワードのメモ、取引先一覧などが標的型攻撃の下準備に使われる。廃棄の手順と保管場所の管理が対策として問われる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2017年度)。
すきゃべんじんぐ
スキャベンジング(トラッシング)の意味
ごみ箱や廃棄物から、書類・メモ・記録媒体を拾い出して情報を入手する行為。組織図、内線表、パスワードのメモ、取引先一覧などが標的型攻撃の下準備に使われる。廃棄の手順と保管場所の管理が対策として問われる。
スキャベンジング(トラッシング)の具体例
移転作業で出た書類を、そのまま雑ごみとして屋外の集積所に置いていた。後日、社員名と内線番号を正確に把握した不審な電話が複数かかってきたため、書類はすべて裁断してから廃棄し、廃棄待ちの箱も施錠室で保管する運用に変えた。
スキャベンジング(トラッシング)は試験でどう引っ掛けられる?
一枚ずつは無害に見える情報でも、組み合わせると攻撃に使える点が要点。回収業者に任せる場合は、溶解や裁断の証明書を受け取る必要があり、「業者に渡した時点で責任が終わる」わけではない。
スキャベンジング(トラッシング)と関連する用語
スキャベンジング(トラッシング)が出た過去問
緊急事態を装って組織内部の人間からパスワードや機密情報を入手する不正な行為は、どれに分類されるか。
要点:人の心理を突いて聞き出すのがソーシャルエンジニアリング
ソーシャルエンジニアリングは、技術的な手段ではなく人間の心理や行動の隙を突いて情報を入手する手口の総称である。緊急事態を装って相手を焦らせ、確認の手順を省かせてパスワードを聞き出すのは典型例で、ほかにショルダーハッキングやトラッシング(ごみあさり)も含まれる。技術的対策では防げないため、教育と本人確認手順の徹底が対策の中心となる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問25(IPA)ソーシャルエンジニアリングに該当するものはどれか。
正解:オフィスから廃棄された紙ごみを、清掃員を装って収集して、企業や組織に関する重要情報を盗み出す。
要点:ソーシャルエンジニアリングは技術でなく人の隙を突く手口
ソーシャルエンジニアリングは、技術的手段ではなく人間の心理や行動の隙を突いて情報を入手する手口の総称である。清掃員を装って廃棄物からごみあさりをする行為(トラッシング/スキャベンジング)は、なりすましと物理的な情報収集を組み合わせた典型例にあたる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。