テーブル・レコード・フィールドとは?テーブル・レコード・フィールド
テーブル・レコード・フィールドとは、関係データベースがデータを保持する単位の呼び名。表がテーブル、1件分のまとまりが行=レコード、氏名や住所といった項目が列=フィールド(カラム)にあたる。権限をどこに与えるか、何件の個人データを保有しているかを数えるときも、この単位が基準になる。
最終更新:2026-10-06
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業務データを担当者ごとの表計算ファイルに散らして持っていた時代は、同じ顧客の住所が複数のファイルで食い違い、どれが正しいのか誰も言えなくなった。データの形を表・行・列という共通の型に固定し、一か所で管理して必要な人にだけ見せる方式へ移したのが関係データベースである。管理側の受験者にとっては、情報資産台帳で守る対象を数える単位であり、アクセス権を与える単位でもある。
具体例
kintoneやSalesforceのような業務サービスでも、画面上はアプリやオブジェクトと呼ぶが、実体は1件のデータが1レコード、入力項目が1フィールドという同じ構造。「この項目は人事部だけに見せる」という設定は列単位の制御、「自分が担当する案件だけ見せる」は行単位の制御にあたる。
試験での引っ掛け
レコード(行)とフィールド(列)の取り違えが定番。「1件分のまとまり=レコード」「項目=フィールド」で固定する。表計算ソフトの表と見た目は似ているが同じではなく、関係データベースは列ごとにデータ型が決まり、主キーで行を一意に識別する。本人からの求めで個人データを1件削除するのはレコード単位の操作、項目そのものを廃止するのはフィールド単位の操作である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問22(IPA)
クロスサイトスクリプティングの手口はどれか。
正解:Webアプリケーションに用意された入力フィールドに、悪意のあるJavaScriptコードを含んだデータを入力する。
要点:XSSは他人のブラウザで悪意のスクリプトを実行させる
クロスサイトスクリプティング(XSS)は、利用者の入力をそのままWebページに出力してしまう脆弱性を突き、悪意のあるスクリプトを他の利用者のブラウザ上で実行させる攻撃である。これによりCookieの窃取や偽の入力画面の表示が可能になる。対策は、出力時に「<」などをエスケープするサニタイジングであり、入力を信用せず出力の文脈に応じて無害化することが要点である。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問25(IPA)
データベースのアカウントの種類とそれに付与する権限の組合せのうち,情報セキュリティ上,適切なものはどれか。
正解:データ構造の定義用アカウント:レコードの更新権限 無,テーブルの作成・削除権限 有
要点:アカウントには業務に必要な最小限の権限だけを与える
最小権限の原則に従い、アカウントには業務上必要な権限だけを与える。データ構造を定義する用途のアカウントにはテーブルの作成・削除権限が要るが、日々のレコード更新は行わないため更新権限は不要である。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問47(IPA)
電子メールのヘッダフィールドのうち,SMTPでメッセージが転送される過程で削除されるものはどれか。
正解:Bcc
要点:Bccは秘匿のため配送時に取り除かれるヘッダ
Bccは受信者同士に互いのアドレスを知らせないための指定なので、メールサーバは配送先を決めた後にこのヘッダを取り除いてから転送する。DateやX-Mailerは作成時に付与されてそのまま残り、Receivedは転送のたびに追記されていくヘッダである。
出典:平成31年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問25(IPA)
データベースのアカウントの種類とそれに付与する権限の組合せのうち、情報セキュリティ上、適切なものはどれか。
正解:データ構造の定義用アカウント/レコードの更新権限:無/テーブルの作成・削除権限:有
要点:アカウントには業務に必要な最小限の権限だけを与える
アカウントには業務に必要な最小限の権限だけを与えるのが原則である。データ構造を定義する管理用アカウントにはテーブルの作成・削除権限が必要だが、日々のレコード更新までできる必要はない。逆に入力・更新用のアカウントにテーブルの作成・削除権限を与えると、誤操作や不正で表ごと失われる危険が生じる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。