情報漏えい対策とは?じょうほうろうえいたいさく
情報漏えい対策とは、機密情報や個人情報が、持出し・誤送信・紛失・攻撃によって組織の外へ出ることを防ぐ取組みの総称。持出し規則の制定、職務分掌、教育といった組織的な手当てと、アクセス制御・暗号化・DLPといった技術的な手当てを組み合わせる。原因の多くが内部側にある点が出題の要になる。
最終更新:2026-10-06
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守りの投資は外からの攻撃へ向きがちだが、実際に多いのは宛先を誤ったメール、持ち帰ったUSBメモリの紛失、退職前の複写といった内側の出来事である。攻撃を止める装置をいくら増やしてもこれらは通り抜ける。だからこそ規則・教育・権限設計という組織側の手当てが、技術と同じ重みで求められる。
具体例
IPAが公表する「情報セキュリティ10大脅威」の組織編でも、内部不正による漏えいと不注意による漏えいが継続して挙がっている。実務ではこれを踏まえ、顧客リストの社外持出しを原則禁止とし、やむを得ない場合のみ暗号化と上長承認を必須とする規則を置き、その順守を記録で確かめる。
試験での引っ掛け
原因を外部からの攻撃だけと考えると誤答する。誤送信・書類の紛失・置き忘れといった不注意の比率が高く、技術的な対策だけでは塞げない。またDLPのような製品は数ある手段の一つであって対策の全体ではなく、個々の製品名と対策全体を同一視させる選択肢が出る。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問4(IPA)
ノートPCやスマートフォンなどのモバイル機器に重要情報を格納して持ち出すとき、機器の紛失による情報漏えい対策として有効なものはどれか。
正解:モバイル機器内の情報をリモートから消去できるツールを導入する。
要点:紛失時の漏えい対策はリモートからのデータ消去が有効
機器そのものを紛失した場合、手元に端末がないため、遠隔操作で端末内のデータを消去するリモートワイプが有効である。あわせて端末の暗号化やロックを併用すれば、拾得者による情報の読出しを防げる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問17(IPA)
機密ファイルが格納されていて、正常に動作するPCの磁気ディスクを産業廃棄物処理業者に引き渡して廃棄する場合の情報漏えい対策のうち、適切なものはどれか。
正解:ランダムなビット列で、磁気ディスクの全領域を複数回上書きする。
要点:廃棄前はディスク全領域を複数回上書きしてデータを消去する
ファイルを削除したり名前を変えたりしても、ディスク上のデータ本体は残るため復元されうる。物理的な破壊を行わずに廃棄するなら、ランダムなビット列で全領域を複数回上書きし、元のデータを読み出せない状態にする必要がある。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 4 情報セキュリティ対策 > 技術的セキュリティ対策に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。