データ消去・メディアサニタイズとは?
データ消去・メディアサニタイズとは、記憶媒体を廃棄・返却・再利用する際に、データを復元できない状態にする処理。論理的な削除では復元可能なため、上書き消去、暗号化消去(鍵の破棄)、物理破壊などを媒体の種類と情報の重要度に応じて選び、実施証跡を残す。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2022年度)。
でーたしょうきょめでぃあさにたいず
データ消去・メディアサニタイズの意味
記憶媒体を廃棄・返却・再利用する際に、データを復元できない状態にする処理。論理的な削除では復元可能なため、上書き消去、暗号化消去(鍵の破棄)、物理破壊などを媒体の種類と情報の重要度に応じて選び、実施証跡を残す。
データ消去・メディアサニタイズの具体例
リース返却するサーバのHDDは装置ごと上書き消去し、消去証明書を受領して保管する。SSDは代替領域の存在で上書きが確実でないため、はじめから全体を暗号化しておき、廃棄時に鍵を破棄する暗号化消去を用いる方が確実である。
データ消去・メディアサニタイズは試験でどう引っ掛けられる?
ファイル削除やクイックフォーマットは実体を残すため消去にならない。SSDでは上書き回数を増やしても未使用ブロックに残留する可能性があり、HDDと同じ手順は使えない。外部委託時は消去証明書の受領まで含めて手順とする。
データ消去・メディアサニタイズと関連する用語
データ消去・メディアサニタイズが出た過去問
企業において業務で使用されているコンピュータに、記憶媒体を介してマルウェアを侵入させ、そのコンピュータのデータを消去した者がいたとき、その者を処罰の対象とする法…
正解:刑法
要点:媒体経由のマルウェアによるデータ消去は刑法で処罰される
記憶媒体経由でマルウェアを侵入させてデータを消去する行為は、刑法の電子計算機損壊等業務妨害罪や電磁的記録不正作出・毀棄などの規定で処罰の対象となる。不正アクセス禁止法はネットワーク経由で他人の識別符号等を使ってアクセス制御を突破する行為を対象とするため、本問の事例には当たらない。
出典:令和1年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問31(IPA)ノートPCやスマートフォンなどのモバイル機器に重要情報を格納して持ち出すとき、機器の紛失による情報漏えい対策として有効なものはどれか。
正解:モバイル機器内の情報をリモートから消去できるツールを導入する。
要点:紛失時の漏えい対策はリモートからのデータ消去が有効
機器そのものを紛失した場合、手元に端末がないため、遠隔操作で端末内のデータを消去するリモートワイプが有効である。あわせて端末の暗号化やロックを併用すれば、拾得者による情報の読出しを防げる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問4(IPA)企業が業務で使用しているコンピュータに、記憶媒体を介してマルウェアを侵入させ、そのコンピュータのデータを消去した者を処罰の対象とする法律はどれか。
正解:刑法
要点:マルウェアによるデータ消去は刑法で処罰される
マルウェアを侵入させてデータを消去し、業務を妨げる行為は、刑法の電子計算機損壊等業務妨害罪や電磁的記録不正作出・毀棄などの規定で処罰される。またマルウェアの作成・提供・取得自体も刑法の不正指令電磁的記録に関する罪の対象である。不正アクセス禁止法は他人のIDでネットワーク経由の不正ログインを規制する法律で、記憶媒体経由の本件には当たらない。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問32(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。