ハニーポット/ダークネットとは?はにーぽっと、だーくねっと
ハニーポット/ダークネットとは、どちらも攻撃の観測に使う手段。ハニーポットは、わざと攻撃を受けさせる囮のシステムを実際に動かして手口や検体を採取する能動的な仕掛けで、ダークネットは、割り当てられているのに使われていないIPアドレス空間へ届く通信を黙って記録する受動的な観測点である。
最終更新:2026-10-06
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攻撃の実態は、守っている本番システムのログだけでは見えない。攻撃者は本番機を壊さずに侵入しようとするうえ、防御装置が遮断した通信は「何をされかけたか」までは残さないからである。そこで、壊されてもよい囮を用意して手口を最後まで見せる仕掛けと、誰も使っていない住所に届く通信=正常ではありえない通信だけを集める観測点が考案された。
具体例
情報通信研究機構(NICT)のNICTERは、大規模なダークネットに届くパケットを観測し、IoT機器を狙うスキャンの増減を公表している。囮の側では、Cowrieのように攻撃者のログイン試行や投入したコマンドを記録するソフトウェアが調査に使われる。
試験での引っ掛け
どちらが能動でどちらが受動かを取り違えやすい。囮を実際に攻撃させるのがハニーポット、未使用アドレス空間に届く通信をただ記録するのがダークネットで、後者に応答するサービスは置かない。ダークネットで見える大量のSYN/ACKは送信元を詐称された第三者への攻撃の跳ね返り(バックスキャッタ)であって、自組織が狙われた証拠ではない。囮は踏み台化すると自組織が加害側になる点にも注意する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
マルウェアの活動傾向などを把握するための観測用センサが配備され,ダークネットともいわれるものはどれか。
正解:インターネット上で到達可能,かつ,未使用のIPアドレス空間
要点:ダークネットは未使用IPアドレス空間の観測網
ダークネットは、インターネット上で到達可能でありながら実際には使われていないIPアドレス空間です。本来そこへ通信が届くはずがないため、観測される通信はマルウェアのスキャンやDDoSの跳ね返りなど不審なものだけであり、攻撃傾向の観測に適しています。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (7) マルウェア解析に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。