ネットワークタップとは?ねっとわーくたっぷ
ネットワークタップとは、監視したい通信路に割り込ませ、流れている信号を物理的に分岐して監視装置へ渡す機器。スイッチの転送処理を経由しないため、回線が混んでいても複製が欠けず、スイッチ側の設定変更や再起動にも観測が左右されない。侵害調査に使うフルパケットキャプチャの入口として置かれる。
最終更新:2026-10-06
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パケットの証跡は、事後の調査で「何が持ち出されたか」に答えられる唯一の材料になることが多い。ところがスイッチのミラーは本来の転送処理の片手間で複製を作る機能なので、混雑時には複製のほうから捨てられる。欠けるのはたいてい最も通信が多い時間帯、つまり最も見たい時間帯である。この取りこぼしを設計の段階で排除するために、転送処理に依存しない物理的な分岐が使われる。
具体例
Keysight(旧Ixia)やGigamonのネットワークタップは、光ファイバの光を分岐する受動型で、電源が落ちても本線の通信を止めない構造になっている。データセンタの基幹回線に挿し、複製をパケットキャプチャ装置やIDSへ渡す使い方が一般的である。
試験での引っ掛け
ミラーポート(SPAN)と同じものとして覚えると誤る。ミラーはスイッチの資源を使うため高負荷時に複製を落とすが、物理分岐であるタップは落とさない。一方、パッシブタップは通信に割り込めず遮断ができないため、検知(IDS)には使えても遮断(IPS)の設置形態にはならない。遮断するならインライン設置が要る。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ネットワーク機器間の光ファイバを使った通信を分岐させてネットワーク上のトラフィックを取り出し,セキュリティ装置で監視したい。ネットワークから信号を光学的に分岐さ…
正解:ネットワークタップ
要点:ネットワークタップは通信信号を分岐して監視に渡す
ネットワークタップは、光ファイバなどの通信路に挿入し、流れている信号を光学的に分岐させて監視装置へ複製を渡す専用機器である。通信そのものには手を加えず、機器の障害時も通信を通し続けられる構造のものが多いため、IDSやパケットキャプチャの入力を得る手段として使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。