サブネットマスクとCIDRとは?さぶねっとますくとさいだー
サブネットマスクとCIDRとは、IPアドレスの何ビット目までをネットワーク部として扱うかを示す指定で、CIDRはこれを /24 のようなビット長で任意に書き表す記法。経路制御もファイアウォールの許可も個々のアドレスではなくこの範囲を単位に行われるため、マスク長が1ビット違うだけで対象となる台数が倍に変わる。
最終更新:2026-10-06
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初期のIPアドレスはクラスA/B/Cという固定の区切りしか選べず、256台では足りないが65,536台では多すぎる組織に配ると大量の空きが死蔵された。境界をビット単位で動かせるようにして割当ての無駄と経路表の肥大を抑えたのがCIDRである。支援士では、通信要件を必要最小限の範囲に絞る設計と、設定ミスによる過剰許可を検出する観点で問われる。
具体例
保守用のSSHを1台だけに開けるなら /32、拠点1つぶんなら /24 と書く。同じつもりで /16 と書くと192.168.0.0〜192.168.255.255の6万台超が対象になるが、ルール一覧を眺めただけでは過剰許可だと気づきにくく、設定レビューで長さを数えて確認する必要がある。
試験での引っ掛け
マスクが長いほど範囲は狭い。/29 は /24 より狭く、この向きを取り違えると許可範囲を読み間違える。またネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは端末へ割り当てられないため、利用できる台数は2を引いた数になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
ネットワークに接続されているホストのIPアドレスが198.51.100.90で,サブネットマスクが255.255.255.224のとき,ホストアドレスはどれか。
正解:26
要点:マスク/27ならホスト部は下位5ビット(90→26)
サブネットマスク255.255.255.224は上位27ビットがネットワーク部で、ホスト部は下位5ビットである。第4オクテット90を2進数にすると01011010で、下位5ビットは11010=26となる。つまりホストアドレスは26となる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
クラスBのIPアドレスで、サブネットマスクが16進数のFFFFFF80である場合、利用可能なホスト数は最大幾つか。
正解:126
要点:利用可能ホスト数はホスト部のビット数から2を引いて求める
サブネットマスクFFFFFF80は2進で先頭25ビットが1、すなわち/25であり、ホスト部は残り7ビットとなる。7ビットで表せる組合せは128通りだが、すべて0のネットワークアドレスとすべて1のブロードキャストアドレスは端末に割り当てられないため、利用可能なホスト数は128−2で126となる。クラスBという条件はホスト数の計算そのものには影響しない。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
クラスCのネットワークを、50ノードずつ収納できる四つのサブネットに分割した場合のサブネットマスクはどれか。
正解:255.255.255.192
要点:クラスCを4分割すると/26でマスクは255.255.255.192
クラスCのアドレスブロックはホスト部が8ビットで256個のアドレスをもつ。これを四つに分けるにはホスト部から2ビットを借りてプレフィックスを26ビットにすればよく、サブネットマスクは255.255.255.192となる。各サブネットのアドレス数は64で、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いた62台が収容でき、50ノードの要件を満たす。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。