SSHとは?えすえすえいち
SSHとは、遠隔ログイン、コマンド実行、ファイル転送(SCP・SFTP)を暗号化された通信路の上で行うプロトコル。接続時にサーバのホスト鍵で接続先の同一性を確かめ、利用者は公開鍵認証やパスワード認証を受ける。任意のTCP通信をこの経路に通すポートフォワーディングの機能も持つ。
最終更新:2026-10-06
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telnetやrsh、FTPはパスワードもコマンドも平文で流れるため、経路上で盗聴されれば管理者権限がそのまま渡ってしまう。運用の手順を変えずに経路だけを守る置き換えとして作られた。支援士では、守る側の道具であると同時に、ポートフォワーディングが内部から外部への抜け道になるという両面から問われる。
具体例
OpenBSDプロジェクトが開発するOpenSSHが事実上の標準実装で、多くのLinuxディストリビューションに同梱されている。GitHubはリポジトリ操作にSSH公開鍵認証を用い、自社のホスト鍵の指紋を公開ページに掲載しているため、利用者は初回接続時に表示される指紋と照合して接続先のすり替えを検知できる。
試験での引っ掛け
鍵の置き場所を逆にした選択肢が定番で、サーバに登録するのは公開鍵、手元から出さないのが秘密鍵。初回接続時の「この鍵を信用するか」という確認を読まずに受け入れると、中間者への接続をそのまま登録してしまう。外向きのSSHを無条件に許可すると、ポートフォワーディングが正規の通信に見える抜け道になる点も指摘される。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
セキュリティ対策として、次の条件の下でデータベース(DB)サーバをDMZから内部ネットワークに移動するようなネットワーク構成の変更を計画している。このとき、ステ…
正解:削除:送信元運用管理PC、宛先変更前のDBサーバ、サービスSSH、制御許可
要点:FWを通らなくなった通信の許可規則は削除する
ファイアウォールに設定するのは、そのファイアウォールを通過する通信に対する規則である。DBサーバが内部ネットワークへ移ると、運用管理PCからDBサーバへのSSHは同じ内部側で完結し、ファイアウォールを経由しなくなるため、旧構成向けの許可規則は不要となり削除の対象になる。必要な通信だけを許可する方針では、不要になった許可は残さないことが原則である。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
通信の暗号化や利用者の認証の機能をもち、遠隔にあるコンピュータに安全にログインするためのプロトコルはどれか。
正解:SSH
要点:SSHは暗号化と認証を備えた安全な遠隔ログイン手段
SSHは、遠隔ホストへのログインやコマンド実行、ファイル転送を暗号化された通信路の上で行うプロトコルである。サーバはホスト鍵で自身を証明し、利用者はパスワードまたは公開鍵によって認証される。ポートフォワーディングにより他のプロトコルの通信を安全に中継できる点も特徴で、平文で流れるtelnetやrloginの置き換えとして用いられる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
セキュリティ対策として、次の条件の下でデータベース(DB)サーバをDMZから内部ネットワークに移動するようなネットワーク構成の変更を計画している。このとき、ステ…
正解:削除:送信元=運用管理PC、宛先=変更前のDBサーバ、サービス=SSH、制御=許可
要点:不要になった旧宛先への許可ルールは移設に合わせて削除する
DBサーバを内部ネットワークへ移すと、DMZにあった旧DBサーバ宛の通信は存在しなくなる。必要な通信だけを許可する方針に従えば、運用管理PCから旧DBサーバへのSSHを許可するルールは不要となり削除しなければならない。あわせて、WebAPサーバから移設後のDBサーバへのODBC通信と、運用管理PCから移設後のDBサーバへのSSHを許可するルールの追加が必要になる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (1) セキュアプロトコルに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。