ルーティングプロトコル(RIP・OSPF・BGP)とは?るーてぃんぐぷろとこる
ルーティングプロトコル(RIP・OSPF・BGP)とは、ルータどうしが経路情報を交換し、ルーティングテーブルを自動で作り直すための取り決め。組織内で使うIGPには、経由するルータの数で選ぶ距離ベクトル型のRIPと、回線速度から求めたコストで選ぶリンクステート型のOSPFがある。組織をまたぐEGPにはBGPが使われる。
最終更新:2026-10-06
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経路を手で書けば、障害が起きても誰かが気づいて書き換えるまで通信は戻らない。規模が大きくなれば書き換える箇所も追えなくなる。だから経路情報を交換して自動で収束させる仕組みが要る。一方で、交換される情報を偽られると通信そのものを引き込まれてしまうため、経路情報の正しさをどう担保するかが後年の課題になった。
具体例
OSPFは網全体の構成図を各ルータが持ち、コストの合計が最小になる経路を計算するため、大規模でも収束が速い。BGPでは誤った経路広告によって通信が意図しない先へ吸い込まれる事故が起こりうるため、JPNICなどが運用するRPKIで、その経路を広告してよい組織かを検証する仕組みが広がっている。
試験での引っ掛け
RIPはホップ数だけを見るので、速い回線を二つ経由する経路より、遅い回線を一つで通る経路を選んでしまう。最大ホップ数は15で、16は到達不能を意味する。BGPはIGPではなくAS間のプロトコルであり、RIP・OSPFと並べて「どれもIGP」とする選択肢は誤り。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
正解:マルチキャストアドレスを割り振る。
要点:クラスDはマルチキャスト用に予約されたアドレス
IPv4のアドレスクラスのうち、先頭が1110で始まる224.0.0.0から239.255.255.255までがクラスDで、特定のグループに属する複数の受信者へ同時に配信するマルチキャストアドレスとして予約されている。個々のホストに割り当てる用途ではなく、ルーティングプロトコルの制御通信や映像配信などで用いられる。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFとを比較したとき,OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンク状態DBから最短経路を計算するリンクステート型
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータが自分の接続状況を広告し合い、エリア内で同一のリンク状態データベースを構築する。そのうえでダイクストラ法により最短経路を計算するため、収束が速く大規模網に向く。RIP-2は距離ベクトル型で、可変長サブネットマスクへの対応やマルチキャストによる更新は同様に備えるが、リンク状態データベースは持たない。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。