リンクアグリゲーションとVRRPとは?
リンクアグリゲーションとVRRPとは、いずれもネットワークの冗長化技術。リンクアグリゲーションは複数の物理リンクを束ねて1本の論理リンクとして扱い、帯域の増加と障害時の縮退運転を両立する。VRRPは複数ルータで仮想IPアドレスを共有し、現用機が停止したら待機機が引き継いでデフォルトゲートウェイを維持する。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2021年度〜2022年度)。
りんくあぐりげーしょんとぶいあーるあーるぴー
リンクアグリゲーションとVRRPの意味
いずれもネットワークの冗長化技術。リンクアグリゲーションは複数の物理リンクを束ねて1本の論理リンクとして扱い、帯域の増加と障害時の縮退運転を両立する。VRRPは複数ルータで仮想IPアドレスを共有し、現用機が停止したら待機機が引き継いでデフォルトゲートウェイを維持する。
リンクアグリゲーションとVRRPの具体例
サーバとスイッチ間を1Gbps×4本で束ねると論理4Gbpsになり、1本切れても3本で動き続ける。出口ルータを2台にしてVRRPで仮想IPを持たせれば、端末側の設定を変えずに片系故障を数秒で吸収でき、RTOを短縮できる。
リンクアグリゲーションとVRRPは試験でどう引っ掛けられる?
束ねても単一セッションの速度は1リンク分が上限で、複数フローがハッシュで分散されて初めて合計帯域に近づく。「4本束ねたので1つの大容量転送が4倍速くなる」は誤り。VRRPは負荷分散ではなく、原則として現用・待機の切替である点も混同されやすい。
リンクアグリゲーションとVRRPと関連する用語
リンクアグリゲーションとVRRPが出た過去問
スイッチングハブ同士を接続する際に,複数のポートを束ねて一つの論理ポートとして扱う技術はどれか。
正解:リンクアグリゲーション
要点:リンクアグリゲーションは複数の物理リンクを1本に束ねる
リンクアグリゲーションは、スイッチ間の複数の物理リンクを束ねて一つの論理リンクとして扱う技術である。帯域を合算して広げられるうえ、一部のリンクが切れても残りで通信を継続できるため、可用性の向上にもつながる。
出典:令和3年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)IPネットワークにおいて,クライアントの設定を変えることなくデフォルトゲートウェイの障害を回避するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:VRRP
要点:VRRPは仮想IPの引継ぎでゲートウェイを冗長化する
VRRPは、複数のルータで一つの仮想IPアドレスと仮想MACアドレスを共有し、そのうち一台がマスタとしてデフォルトゲートウェイの役割を担う仕組みである。マスタからの通知が途絶えるとバックアップが仮想アドレスを引き継ぐため、クライアント側の設定は変えないまま経路が復旧する。ゲートウェイの冗長化における標準的な手段である。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。