VXLANとは?ぶいえっくすらん
VXLANとは、レイヤ2のフレームをUDPで包んでレイヤ3網の上を運ぶオーバレイ技術。24ビットのVNIでセグメントを識別するため、VLAN IDの12ビット・4,094個という上限を超えて約1,677万のセグメントを表せる。物理構成を変えないまま、離れた拠点を同一のL2セグメントとして扱える。
最終更新:2026-10-06
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仮想化されたデータセンタでは、テナントごとにL2セグメントを分ける必要があるが、VLAN IDは12ビットしかなく、多数のテナントを収容すると足りなくなる。加えて、L2を物理的に延ばすとブロードキャストの届く範囲が広がり、障害や不正な通信が波及しやすくなる。識別子をパケットの中へ持たせてL3網の上を通す形にすれば、上限の制約と延伸の危うさを同時に解ける。
具体例
VMware NSXやCisco ACIは、データセンタ間をL3で接続したまま仮想マシンを同じL2セグメントのまま移設できるようVXLANを使う。ハイパーバイザ上の仮想スイッチがVTEP(トンネルの端点)となり、間の物理網はUDPパケットを転送するだけでよい。
試験での引っ掛け
カプセル化でヘッダが約50バイト増えるため、下位網のMTUを大きく(ジャンボフレーム)しておかないと断片化や通信不能が起きる。またVXLAN自体は暗号化も認証も持たないので、トンネルだから安全という理解は誤りで、盗聴対策にはIPsecなどを別に重ねる必要がある。VLANの拡張ではなくL3上のオーバレイである点も取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
レイヤ3ネットワーク内に論理的なレイヤ2ネットワークをカプセル化によって構築するプロトコルはどれか。
正解:VXLAN
要点:VXLANはIP網上に論理的なL2網をカプセル化で作る
VXLANは、イーサネットフレームをUDPで包んでIPネットワーク上を運ぶことで、レイヤ3で分断された拠点やサーバ間に論理的なレイヤ2セグメントを作る技術である。24ビットのVNIによって約1,677万の論理ネットワークを識別でき、VLAN IDが12ビットで4,094までに限られる制約を解消する。データセンタの仮想化基盤やマルチテナント環境で広く使われる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. ネットワーク管理 > (4) 仮想ネットワークに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。