E-R図とは?いーあーるず
E-R図とは、業務で扱う実体(エンティティ)と、その間の関連(リレーションシップ)、各実体が持つ属性を表す図。関連には多重度(1対1、1対多、多対多)を付ける。業務の名詞と、その間の業務ルールをそのまま構造として置けるため、要件定義で発注側と業務の意味を合意する道具としても、そのまま論理データモデルへ落とす設計の道具としても使える。
最終更新:2026-10-06
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帳票や画面から出発してデータを設計すると、同じ意味の項目が複数の表に散り、片方だけ更新される状態が生まれる。業務に実在する「もの」と「関係」を先に取り出せば、画面の都合に引きずられない構造ができる。業務モデルの作成では、業務プロセスとデータクラスの関連付けが求められており、その表記の中心がE-R図である。
具体例
ピーター・チェンが1976年に提案し、実務ではIDEF1XやIE記法(鳥の足記法)が使われる。ERMasterやA5:SQL Mk-2、ER/Studioといったツールで作図し、そのままDDLを生成して物理設計へ渡す流れが受託開発では一般的。
試験での引っ掛け
多対多の関連はそのままでは表に落とせず、連関エンティティ(注文明細など)を設ける。1対多では「多」の側に外部キーを置く。この向きを逆にする誤答が多い。属性の重複を無くす正規化とは目的が別で、E-R図は業務の構造を表すところまでを担う。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)解説で登場
DFDで用いられる図形要素を列記したものはどれか。
正解:源泉と吸収、データフロー、プロセス
要点:DFDは源泉と吸収・フロー・プロセス・ストアで表す
DFDはデータの流れに着目して業務やシステムを表す図で、外部の相手を表す源泉と吸収、データの流れを表すデータフロー、処理を表すプロセス、データの蓄積を表すデータストアの四つの図形要素で構成される。実体や関連はE-R図で用いる要素であり、DFDには現れない。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)解説で登場
DFDで用いられる図形要素だけの組みはどれか。
正解:源泉と吸収,データフロー,プロセス
要点:DFDはプロセス・データフロー・データストア・源泉と吸収で構成
DFDはデータの流れに着目してシステムを表す図で、データを加工するプロセス、データの流れを示すデータフロー、データの蓄積を示すデータストア、システム外部のデータの発生元・行き先を示す源泉と吸収の四つの要素で構成される。実体(エンティティ)や関連(リレーションシップ)はE-R図の構成要素であり、DFDでは用いない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。