現物理・現論理・新論理・新物理とは?げんぶつり・げんろんり・しんろんり・しんぶつり
現物理・現論理・新論理・新物理とは、実現手段を含んだ記述と、手段を剥がした本質の記述を交互に置いていく構造化分析の4つのモデル。いまのやり方をそのまま写した現物理から、紙や担当者といった手段を取り去って現論理を作り、そこへ新しい要件を織り込んで新論理を得て、最後に採用する道具と体制を当てはめたものが新物理になる。
最終更新:2026-10-06
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現行のやり方には、業務上どうしても必要な本質と、当時の道具の制約から生まれた手順が混ざっている。両者を分けないまま新システムを設計すると、紙の回覧を前提とした承認段階や部門ごとの二重入力まで、そのまま移植してしまう。いったん手段を剥がす段を挟むのは、この引きずりを機械的に防ぐための工夫で、レガシー刷新でとくに効く。
具体例
「担当者が押印して次の部署へ回覧する」という現物理の記述から、押印と回覧という手段を外して「承認を得る」という現論理へ直す。新論理で直列の承認を並列に組み替え、新物理でワークフロー製品上の実装に落とす。
試験での引っ掛け
現物理から新物理へ直接飛ぶと、現行の帳票・組織・手作業の形に縛られた設計になる。逆に現状分析を省いて新論理から始めると、その手順が存在する理由(法令や取引先との取り決め)ごと落としてしまい、後から作り直すことになる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)
既存システムを基に、新システムのモデル化を行う場合のDFD作成の手順として、適切なものはどれか。
正解:現物理モデル → 現論理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
要点:DFDは現物理→現論理→新論理→新物理の順に作る
既存システムを基にしたモデル化では、まず現行の実装や手作業の手順をそのまま写した現物理モデルを作り、実現手段に依存する要素を除いて本質的な機能だけを表す現論理モデルへ整理する。次に新たな要求を反映した新論理モデルを作り、最後に採用する技術や体制を織り込んだ新物理モデルへ落とし込む。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。