デザイン思考とは?でざいんしこう
デザイン思考とは、利用者への共感を出発点に、問題定義→アイデア創出→プロトタイプ→テストという段階を短く繰り返して解を育てる進め方。作り手が正解を先に決めず、実際の利用者の行動から解くべき課題そのものを問い直す点に特徴がある。試作は結論を出すためではなく、外れた仮説を早く捨てるために作る。
最終更新:2026-10-06
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要求をヒアリングして仕様化する従来の進め方では、利用者自身が言葉にできる不満しか拾えず、「言われたとおりに作ったが使われない」システムが生まれてきた。観察と試作で暗黙の不便を掘り起こせば、作り込む前に外れた仮説を捨てられる。要件定義の質が論述の得点を左右する区分なので、要求の源泉をどう確かめたかを語れることが要点になる。
具体例
富士通のデザインセンターやIBMのEnterprise Design Thinkingは、業務システムの企画段階に現場同行の観察とペーパープロトタイプを組み込み、画面仕様を確定する前に利用者へ触らせる手順を標準として定めている。
試験での引っ掛け
アジャイル開発との取り違えが定番。デザイン思考が扱うのは「何を作るか」=課題の発見、アジャイルが扱うのは「どう作るか」=作り方である。段階の順序も問われ、共感→問題定義→創出→試作→テストであって、アイデア出しから始めるものではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
スタンフォード大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所によるデザイン思考の説明はどれか。
正解:利用者の立場から問題解決に取り組む方法論であり、現場を観察することによって利用者を理解し、共感することから始め、問題定義、アイディア出し、試作、試行を繰り返す手法
要点:利用者への共感から試作と試行を繰り返すのがデザイン思考
デザイン思考は、利用者を観察し共感することから出発し、問題定義、アイディア創出、プロトタイプ作成、テストという段階を行き来しながら解決策を磨いていく方法論である。答えが一つに定まらない問題に対して、作って試すことで学びを得る点に特徴がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。