コンテキストダイアグラム(文脈図)とは?こんてきすとだいあぐらむ
コンテキストダイアグラム(文脈図)とは、開発対象を1つのプロセスに縮めて描き、外部にある相手との間で行き来するデータだけを載せた最上位のデータフロー図。内部の構造には触れず、どこまでが開発範囲かという境界と外部インタフェースの合意だけを目的とする。ここで外に置いた相手の数が、結合テストの相手と契約上の責任分界点をそのまま決める。
最終更新:2026-10-06
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開発範囲の食い違いは、要件の細部ではなく「どこまでが自分たちの仕事か」の認識差から生じる。文章で範囲を書くと解釈が割れるため、境界だけを1枚の図に落として最初に合意する。提案依頼書の準備やシステム化計画では適用範囲の文書化が求められるが、その適用範囲を絵にしたものがこの図にあたる。範囲を早く固めるほど見積りは安定するが、後からの追加は変更管理を通す前提になる。
具体例
受注管理システムの検討開始時に、顧客・営業担当・与信サービス・会計システムを外部実体に置き、出入りを注文情報・与信結果・仕訳データに整理する。与信を外部実体に置いた瞬間、その接続仕様と相手側の可用性が自システムの非機能要件へ持ち上がる。
試験での引っ掛け
描いてよいのは外部実体と出入りするデータだけで、内部のプロセス分割やデータストアが現れた時点で、それはもう1階層下の図になっている。開発対象に含まれる社内の別モジュールを外部実体として置くと境界がぶれる。ユースケース図と似て見えるが、書くのはデータの流れであってアクターの目的ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。