トップダウンアプローチ/ボトムアップアプローチ(データモデリング)とは?とっぷだうんあぷろーち・ぼとむあっぷあぷろーち
トップダウンアプローチ/ボトムアップアプローチ(データモデリング)とは、論理データモデルをどちらの端から導くかの違い。トップダウンは業務の対象そのものを分析して概念からエンティティを起こす方法、ボトムアップは現行の帳票・画面・ファイルの項目を集め、正規化しながらエンティティを導く方法。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
新しい業務を作るときは参照できる現物がなく、既存を作り直すときは現物にしか書かれていない項目がある。どちらか一方だけで進めると、前者は現行で必須だった項目を落とし、後者は現行の制約をそのまま構造として固定してしまう。実務では両方から作って突き合わせ、差分を潰す進め方が定石になる。
具体例
新規業務はトップダウンで概念モデルを起こし、既存システムの再構築ではボトムアップで現行の帳票項目を拾う。突き合わせると、現行にしかない項目(過去の運用のための一時フラグ)と、概念にしかない項目(新業務で必要になる区分)が差分として現れる。
試験での引っ掛け
経路が違っても、正しく行えば到達する正規化された論理モデルは同じものになる。「一方でしか作れないモデルがある」とする記述は誤り。またボトムアップは現行項目を集めただけでは終わらず、正規化まで行って初めてモデルになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
論理データモデル作成におけるトップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:トップダウンアプローチでもボトムアップアプローチでも、最終的な論理データモデルは正規化され、かつ、業務上の属性は全て備えていなければならない。
要点:どちらの手法でも到達点は正規化された同じモデル
トップダウンアプローチは業務やあるべき姿から概念的にデータを整理し、ボトムアップアプローチは既存の帳票や画面といった具体的な資料から属性を拾い上げる。出発点は異なるが、最終的に得るべき論理データモデルはどちらの道筋でも同じであり、正規化されていて業務上必要な属性が漏れなく備わっている必要がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。