サブネットマスクとは?さぶねっとますく
サブネットマスクとは、IPアドレスのうちネットワーク部にあたるビットを1、ホスト部を0で表した32ビットの値。IPアドレスとの論理積でネットワークアドレスが求まり、マスクのビット反転値との論理積でホスト部が取り出せる。左詰めの連続する1でなければならず、/24のようなプレフィックス長表記と1対1に対応する。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
初期のIPはアドレスの先頭ビットでクラスA・B・Cを決め打ちしており、200台の拠点にクラスBを割り当てれば6万以上のアドレスが遊ぶという無駄が構造的に生じていた。マスクを外から与えて境界を自由に動かせるようにしたことで、組織は必要な規模でネットワークを切れるようになり、CIDRによる経路の集約も可能になった。ネットワークスペシャリスト試験では、この境界の計算がアドレス設計・フィルタ設計・経路集約のすべての前提として繰り返し出る。
具体例
/28(255.255.255.240)はホスト部4ビットなので16アドレスごとの区切りになり、192.168.1.32〜192.168.1.47が1つのサブネットで、32がネットワークアドレス、47がブロードキャストアドレス、割当て可能なホストは14台になる。
試験での引っ掛け
計算問題では、ホスト部のビット数から「16アドレス単位」「32アドレス単位」という区切りの間隔を先に出すと速い。区切りの先頭がネットワークアドレス、末尾がブロードキャストアドレスで、この2つは端末に割り当てられない。255.255.255.0のようなドットの区切りに引きずられ、/26や/28で境界がオクテットの途中に来る場合を取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)解説で登場
図のようなルータ6台から成るネットワークにおいて、宛先IPアドレス10.100.100.1のIPパケットをルータYから受け取ったルータZは、どのルータに転送する…
正解:ルータA
要点:最長一致法は一致する中で最長マスクの経路を選ぶ
最長一致法では、宛先アドレスに一致する経路のうちサブネットマスクが最も長いものを選ぶ。10.100.100.1は、10.64.0.0/11(10.64〜10.95)、10.96.0.0/14(10.96〜10.99)、10.128.0.0/9(10.128〜10.255)のいずれにも含まれない。一致するのは10.0.0.0/8だけなので、ネクストホップ192.168.1.254、すなわちルータAへ転送される。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)
クラスBのIPアドレスで、サブネットマスクが16進数のFFFFFF80である場合、利用可能なホスト数は最大幾つか。
正解:126
要点:利用可能ホスト数は2のホストビット乗マイナス2
サブネットマスクFFFFFF80は2進数で先頭25ビットが1、すなわち/25である。ホスト部は残り7ビットなので組合せは128通りあるが、全て0のネットワークアドレスと全て1のブロードキャストアドレスは端末に割り当てられない。したがって最大126台となる。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)解説で登場
IPv4のアドレス割当てを行う際に、クラスA〜Cといった区分にとらわれずに、ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切り、IPアドレスを…
正解:CIDR
要点:CIDRはクラスに縛られずプレフィックス長で区切る
CIDRは、アドレスをクラスの区切りに縛られずプレフィックス長で自由に分割・集約する方式である。必要な規模に近いブロック単位で割り当てられるためアドレスの無駄が減り、複数の経路を1つにまとめる経路集約によってルータの経路表の増大も抑えられる。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)
可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネットワークにおいて、全てのセグメント間で通信可能としたい。セグメントAに割り当てるサブネットワークアドレス…
正解:172.16.1.128 / 255.255.255.192
要点:VLSMでは既存セグメントのアドレス範囲と重ならないブロックを選ぶ
既に使われているアドレス範囲と重ならないブロックを選ぶ問題である。172.16.1.32/27は32〜63、172.16.1.64/26は64〜127、172.16.1.224/30は224〜227を占める。したがって0/25(0〜127)と128/25(128〜255)、192/26(192〜255)はいずれか既存の範囲と重なってしまい、重複しないのは128〜191を占める172.16.1.128/26だけである。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。