TTL(生存時間)とは?せいぞんじかん
TTL(生存時間)とは、IPヘッダにある8ビットの値で、ルータを1つ越えるたびに1減り、0になった時点でパケットが破棄されて送信元へICMPの時間超過が返る。経路のループでパケットが永久に回り続けるのを防ぐ仕組みで、この破棄と通知を利用した経路調査にも使われる。
最終更新:2026-10-06
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経路情報が一時的に食い違うと、2台のルータが互いに相手へ転送し合うループができる。L3には上位層のような打ち切りの仕組みがないため、放置すると1つのパケットが帯域を占有し続け、収束するまでの間に網全体が巻き込まれる。ホップ数の上限をパケット自身に持たせておけば、経路が落ち着くまでの暴走を必ず有限時間で止められる。ネスペではこの副産物が障害切り分けの道具になる点まで問われる。
具体例
tracerouteはTTLを1から順に増やしたパケットを送り、返ってきた時間超過メッセージの送信元アドレスを並べて経路を可視化する。途中から応答が止まった場合は、そこから先でICMPがフィルタされているだけなのか経路自体が切れているのかを、最終的に宛先へ到達するかどうかと合わせて切り分ける。
試験での引っ掛け
IPv6では同じ役割のフィールドがホップリミットという名前になる。またDNSのTTLはキャッシュの保持秒数であって、ホップ数とは無関係の別概念。名前が同じでも層が違えば意味が違う。値を減らすのは転送するルータであり、L2スイッチを何台通ってもTTLは減らない点も問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。