TTL(生存時間)とは?
TTL(生存時間)とは、IPヘッダ内の8ビットの値で、ルータを1つ通過するたびに1減り、0になった時点でパケットが破棄され、送信元へICMPの時間超過が返る。ルーティングループでパケットが永久に回り続けるのを防ぐ仕組みで、経路調査にも利用される点が試験で問われる。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2024年度)。
せいぞんじかん
TTL(生存時間)の意味
IPヘッダ内の8ビットの値で、ルータを1つ通過するたびに1減り、0になった時点でパケットが破棄され、送信元へICMPの時間超過が返る。ルーティングループでパケットが永久に回り続けるのを防ぐ仕組みで、経路調査にも利用される点が試験で問われる。
TTL(生存時間)の具体例
tracerouteはTTLを1から順に増やしたパケットを送り、返ってくる時間超過メッセージの送信元アドレスを並べて経路を可視化する。ある地点から先で応答が止まる場合、その手前のルータでフィルタされているか、経路自体が途切れていると絞り込める。
TTL(生存時間)は試験でどう引っ掛けられる?
IPv6では同じ役割のフィールドがホップリミットという名前になる。またDNSのTTLはキャッシュの保持秒数であって、ホップ数とは無関係の別概念である。名前が同じでも層が違えば意味が違う点を混同しないこと。
TTL(生存時間)と関連する用語
TTL(生存時間)が出た過去問
インターネットプロトコルのTCPとUDP両方のヘッダに存在するものはどれか。
正解:送信元ポート番号
要点:TCPとUDPが共通で持つのはポート番号とチェックサム
TCPヘッダとUDPヘッダはいずれもトランスポート層のヘッダであり、送信元ポート番号・宛先ポート番号・チェックサムを共通して持つ。IPアドレスやTTLはネットワーク層であるIPヘッダのフィールドであり、MACアドレスはデータリンク層のヘッダにある。層とフィールドの対応を整理して覚えたい。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)IPv4のマルチキャストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:マルチキャストアドレスには、クラスDのアドレスが使用される。
要点:IPv4マルチキャストはクラスD(224〜239)のアドレスを使う
IPv4のマルチキャストアドレスにはクラスDに当たる224.0.0.0〜239.255.255.255が使われる。このうち224.0.0.0/24などは用途が定められた予約領域だが、239.0.0.0/8はサイトローカルとして自由に使えるなど、全アドレスの用途が固定されているわけではない。また転送範囲はTTLでも制限される。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)インターネットプロトコルのTCPとUDP両方のヘッダーに存在するものはどれか。
正解:送信元ポート番号
要点:TCPとUDPに共通するのはポート番号とチェックサム
TCPとUDPはいずれもトランスポート層のプロトコルで、ヘッダーには送信元ポート番号・宛先ポート番号・チェックサムが共通して存在する。IPアドレスやTTLはネットワーク層のIPヘッダー、MACアドレスはデータリンク層のヘッダーにあるフィールドであり、層とフィールドの対応を整理しておきたい。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。