MACアドレスとは?まっくあどれす
MACアドレスとは、データリンク層でインタフェースを識別する48ビットのアドレス。上位24ビットがIEEEの割り当てるOUI(ベンダ識別子)、下位24ビットがベンダ内の通し番号で、全体として製造時に一意になるよう管理される。先頭オクテットの最下位ビットが1ならマルチキャスト宛、全ビット1のFF:FF:FF:FF:FF:FFはブロードキャスト宛を表す。
最終更新:2026-10-06
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同じ伝送媒体を多数の機器で共有するイーサネットでは、流れてきたフレームを自分あてか否かで判断する仕組みが要る。上位のIPアドレスは運用側が付け替えるものなので、機器を差した瞬間から衝突なく使える識別子を別に持たせ、その一意性をIEEEによるOUIの割当てで担保した。L2スイッチの学習も認証時の端末識別もこのアドレスを軸にするため、L2設計の前提知識として問われる。
具体例
OUIはIEEEが企業単位で割り当てており、割当先はIEEEの公開データベースで検索できる。IPv4マルチキャスト宛のフレームは、宛先MACが01:00:5Eで始まるマルチキャストMACアドレスへグループアドレスの下位23ビットを写して送られる。
試験での引っ掛け
ルータを越えるたびに書き換わるのはMACアドレスのほうで、宛先はつねに次のホップのものになる。送信元・宛先のIPアドレスはNATが介在しない限りそのまま残る。イーサネットフレームの宛先MACは「最終的な宛先」ではなく「次に渡す相手」だと読み替えられるかが分岐点になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)
IPv4でのARPを利用したGratuitous ARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:ターゲットIPアドレスフィールドに自端末が使用するIPアドレスを入れて、MACアドレスを問い合わせる。
要点:GARPは自分のIPアドレスを対象に送るARP要求
Gratuitous ARPは、ターゲットIPアドレスに自分自身のIPアドレスを入れて送信するARP要求である。応答が返ればIPアドレスの重複を検出でき、また受信した機器のARPテーブルを更新させられる。冗長構成の切替時に、新たな機器のMACアドレスを周囲へ知らせる用途でも使われる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
スパニングツリープロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。
要点:ルートブリッジは優先度とMACアドレスで選ばれる
スパニングツリープロトコルでは、まずネットワークの基準となるルートブリッジを選出する。選出はBPDUに載るブリッジIDの小さいものが優先され、ブリッジIDはブリッジ優先度とMACアドレスを連結した値である。優先度が同じ場合はMACアドレスの小さいブリッジがルートブリッジになる。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)
図のような2台のレイヤ2スイッチ、1台のルータ、4台の端末から成るIPネットワークで、端末Aから端末Cに通信を行う際に、送付されるパケットの宛先IPアドレスであ…
正解:ルータZ
要点:別セグメント宛のARPはルータが行う
端末Aと端末Cは別のセグメントにあるため、端末AはIPパケットの宛先を端末CのIPアドレスとしつつ、フレームの宛先MACアドレスにはデフォルトゲートウェイであるルータZのものを入れる。ルータZは自分が接続する側のセグメントでARPを行い、端末CのIPアドレスに対応するMACアドレスを解決してフレームを送出する。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)
スパニングツリープロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ルートブリッジの決定には、ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。
要点:ルートブリッジは優先度とMACアドレスで選ばれる
スパニングツリープロトコルでは、まず基準となるルートブリッジを選出する。選出はBPDUに載るブリッジIDの小さいものが優先され、ブリッジIDはブリッジ優先度とMACアドレスを連結した値である。優先度が同じ場合はMACアドレスが小さいブリッジがルートブリッジとなる。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)解説で登場
IPネットワークにおいて、クライアントの設定を変えることなくデフォルトゲートウェイの障害を回避するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:VRRP
要点:VRRPは仮想IPでデフォルトゲートウェイを冗長化する
VRRPは、複数のルータで1つの仮想IPアドレスと仮想MACアドレスを共有し、そのうち1台がマスタとして実際に転送を担う仕組みである。クライアントは仮想IPアドレスをデフォルトゲートウェイに設定しておけばよく、マスタが故障してもバックアップが引き継ぐため、クライアント側の設定変更なしに通信を継続できる。
出典・参考
高度試験 午前I(ITパスポート 相当)のシラバスの9 技術要素 > 58. ネットワーク方式 > (2) ネットワークの構成要素に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。