VRRPとは?ぶいあーるあーるぴー
VRRPとは、複数のルータが1つの仮想IPアドレスと仮想MACアドレスを共有し、端末から見たデフォルトゲートウェイを冗長化するプロトコル(RFC 5798)。優先度が最も高い1台がマスタとして仮想アドレスを持ち、定期的なアドバタイズメントが途切れるとバックアップが引き継ぐ。
最終更新:2026-10-06
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端末のデフォルトゲートウェイは1つのアドレスしか指定できない。ルータを2台置いても、故障のたびに全端末の設定を書き換えるのは不可能で、DHCPで配り直しても既存の通信は切れる。端末側を一切変えずに切り替えるには、アドレスのほうを機器から切り離して動かすしかない。仮想MACまで共有するのは、スイッチのMAC学習と端末のARPキャッシュへの依存を減らすためである。
具体例
端末のデフォルトゲートウェイに仮想IP 192.168.1.254 を設定しておけば、実機が1号機から2号機へ替わっても端末側の設定変更は要らない。切替え時には新マスタがGARPを流し、スイッチのMAC学習を更新させる。
試験での引っ掛け
目的は可用性であって負荷分散ではない。待機側は通常トラフィックを扱わず、両系を使いたければVLANごとにマスタを振り分けるなどの設計が別に要る。またマスタを決めるのは優先度であって、先に起動した順ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)
IPネットワークにおいて、クライアントの設定を変えることなくデフォルトゲートウェイの障害を回避するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:VRRP
要点:VRRPは仮想IPでデフォルトゲートウェイを冗長化する
VRRPは、複数のルータで1つの仮想IPアドレスと仮想MACアドレスを共有し、そのうち1台がマスタとして実際に転送を担う仕組みである。クライアントは仮想IPアドレスをデフォルトゲートウェイに設定しておけばよく、マスタが故障してもバックアップが引き継ぐため、クライアント側の設定変更なしに通信を継続できる。
出典・参考
高度試験 午前I(情報処理安全確保支援士 相当)のシラバスの3 技術要素 > 2. データ通信と制御 > (3) ネットワーク接続に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。