経路集約とは?
経路集約とは、連続する複数のネットワークアドレスを、それらを全て含む最小のプレフィックス(最も長いマスク)1本にまとめて広告し、経路表のエントリ数を減らすこと。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2022年度)。
けいろしゅうやく
経路集約の意味
連続する複数のネットワークアドレスを、それらを全て含む最小のプレフィックス(最も長いマスク)1本にまとめて広告し、経路表のエントリ数を減らすこと。
経路集約の具体例
172.16.0.0/24、172.16.1.0/24、172.16.2.0/24、172.16.3.0/24 の4つは、172.16.0.0/22 に集約できる。
経路集約は試験でどう引っ掛けられる?
「対象を全て含む」かつ「余分を最小にする」の両方が条件。/21では余計な範囲まで含み、/23では4つ全部を覆えない。上位ビットが共通する桁数を数えるのが確実。
経路集約と関連する用語
経路集約が出た過去問
IPv4アドレスが192.168.10.0/24〜192.168.58.0/24のネットワークを対象に経路を集約するとき、集約した経路のネットワークアドレスのビ…
正解:192.168.0.0/18
要点:経路集約は対象を全部覆う最長プレフィックスを選ぶ
192.168.10.0/24から192.168.58.0/24までを1つの経路にまとめるには、第3オクテットの10〜58をすべて含むプレフィックスが必要である。192.168.0.0/18は第3オクテットが0〜63の範囲を覆うので条件を満たす。/19では0〜31までしか覆えず58を含められないため、条件を満たす中で最も長い(ネットワーク部のビット数が多い)のは/18である。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)IPv4のアドレス割当てを行う際に、クラスA〜Cといった区分にとらわれずに、ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切り、IPアドレスを…
正解:CIDR
要点:CIDRはクラスに縛られずプレフィックス長で区切る
CIDRは、アドレスをクラスの区切りに縛られずプレフィックス長で自由に分割・集約する方式である。必要な規模に近いブロック単位で割り当てられるためアドレスの無駄が減り、複数の経路を1つにまとめる経路集約によってルータの経路表の増大も抑えられる。
出典:令和1年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)IPv4アドレスが192.168.10.0/24〜192.168.58.0/24のネットワークを対象に経路を集約するとき、集約した経路のネットワークアドレスのビ…
正解:192.168.0.0/18
要点:経路集約は対象を全て含む最小のブロックを選ぶ
集約するには、対象範囲192.168.10.0〜192.168.58.0をすべて含む最小のブロックを求める。第3オクテットが10〜58なので、上位2ビットを固定する/18(第3オクテットが0〜63)なら全体を覆える。/19では0〜31までしか覆えず58が入らない。したがって条件を満たすうちネットワーク部のビット数が最大なのは/18である。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。