CIDRとは?さいだー
CIDRとは、クラスA/B/Cという固定の区切りをやめ、任意のプレフィックス長でネットワーク部とホスト部を区切る方式。必要な規模に合わせて割り当てられるためアドレスの利用効率が上がり、連続するブロックを1本にまとめる経路集約も可能になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
クラス制では、256台では足りない組織にクラスB(65,534台分)を渡すしかなく、大半が未使用のまま塞がれていた。同時に、割り当てが増えるほど基幹ルータの経路表が肥大し、検索と経路計算の負荷が限界に近づいた。区切りをビット単位で自由にすれば、無駄な割り当てと経路数の増加を同時に抑えられる。IPv4アドレスの枯渇を遅らせた仕組みであり、いまのアドレス設計の前提そのものになっている。
具体例
IETFがRFC 4632などで規定した方式で、200台規模の拠点にはクラスCを2つ渡す代わりに/23(510台分)を1ブロックで割り当てる。1ブロックで渡しておくと上位のルータはその1本を広告するだけで済み、拠点を増やしても経路表が拠点数に比例して伸びない。
試験での引っ掛け
サブネット化と向きが逆。サブネット化はクラス内をさらに細かく割るのに対し、CIDRはクラスの境界を越えて複数のブロックをまとめられる点が本質。収容ホスト数はネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除く「2のホスト部ビット数乗−2」で、/23は512ではなく510。この−2を忘れる誤りが計算問題の定番。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)
IPv4のアドレス割当てを行う際に、クラスA〜Cといった区分にとらわれずに、ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切り、IPアドレスを…
正解:CIDR
要点:CIDRはクラスに縛られずプレフィックス長で区切る
CIDRは、アドレスをクラスの区切りに縛られずプレフィックス長で自由に分割・集約する方式である。必要な規模に近いブロック単位で割り当てられるためアドレスの無駄が減り、複数の経路を1つにまとめる経路集約によってルータの経路表の増大も抑えられる。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
IPv4ネットワークにおいて、サブネットマスクが255.255.255.0である四つのネットワーク192.168.32.0、192.168.33.0、192.1…
正解:192.168.32.0 / 255.255.252.0
要点:連続する4ネットワークの集約は/22でまとめられる
192.168.32.0〜192.168.35.0の4つは第3オクテットが32〜35であり、上位6ビットが共通で下位2ビットだけが異なる。したがってプレフィックス長は24−2=22ビットとなり、サブネットマスクは255.255.252.0である。ネットワークアドレスは範囲の先頭である192.168.32.0となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。