ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスとは?ねっとわーくあどれすとぶろーどきゃすとあどれす
ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスとは、IP アドレスのうち、ホスト部が全て0のものはそのネットワーク自体を指すネットワークアドレス、全て1のものは同一ネットワーク内の全ホスト宛てを指すブロードキャストアドレス。いずれも予約されており、個々の機器へは割り当てられない。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
IP アドレスはネットワーク部とホスト部に分かれ、ルータは経路表と照合するときネットワーク部だけを見る。そのため「ネットワークそのもの」を1つのアドレスで指す表現が必要になる。また、相手の IP アドレスがまだ分からない段階(ARP や DHCP)では全員へ同時に届ける宛先も要る。この2つの用途に、ホスト部の両端が充てられている。
具体例
192.168.10.0/24 では、192.168.10.0 がネットワークアドレス、192.168.10.255 がブロードキャストアドレスで、機器へ配れるのは .1〜.254 の254個。ホスト部が n ビットなら割当可能数は 2ⁿ−2 個で、/30 は2個しか取れないため主にルータ間の接続に使う。
試験での引っ掛け
収容ホスト数の計算で −2 を忘れる誤りが定番。またブロードキャストはルータを越えて転送されないので別セグメントには届かず、DHCP サーバを別セグメントに置くにはリレーエージェントが要る。この性質は DHCP の動作を理解する土台にもなる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
IPv4ネットワークにおいて、あるホストが属するサブネットのブロードキャストアドレスを、そのホストのIPアドレスとサブネットマスクから計算する方法として、適切な…
正解:サブネットマスクの各ビットを反転したものとIPアドレスとの論理和を取る。
要点:ブロードキャストはマスク反転とIPの論理和で求める
ブロードキャストアドレスは、ネットワーク部はそのままでホスト部のビットをすべて1にしたアドレスである。サブネットマスクを反転するとホスト部だけが1のビット列になるので、これとIPアドレスの論理和を取ればホスト部が全て1、ネットワーク部は元のままとなり、目的のアドレスが得られる。
出典:令和3年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)解説で登場
IPv4ネットワークで使用されるIPアドレスaとサブネットマスクmからホストアドレスを求める式はどれか。ここで、“~”はビット反転の演算子、“|”はビットごとの…
正解:a & ~m
要点:ホストアドレスは a & ~m、ネットワークアドレスは a & m
サブネットマスクmは、ネットワーク部のビットが1、ホスト部のビットが0になっている。したがってホスト部だけを取り出すには、マスクを反転してホスト部だけが1のパターン(~m)を作り、アドレスaとビットごとの論理積をとればよい。すなわちa & ~mでホストアドレスが得られる(a & mならネットワークアドレスになる)。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)解説で登場
サブネットマスクが255.255.252.0のとき、IPアドレス172.30.123.45のホストが属するサブネットワークのアドレスはどれか。
正解:172.30.120.0
要点:/22ではIPとマスクの論理積で第3オクテットが120になる
サブネットマスク255.255.252.0はプレフィックス長22ビットで、第3オクテットの上位6ビットまでがネットワーク部となる。123(01111011)と252(11111100)の論理積は120(01111000)なので、サブネットワークアドレスは172.30.120.0である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。