BOM(部品表)とは?ぶひんひょう
BOM(部品表)とは、製品1個を作るのに、どの部品が何個、どの組立段階で必要かを親子の階層で持つ基準データ。BOM は Bill of Materials の略。需要数を掛けて所要量を展開する起点になり、購買・在庫・原価計算がすべてこの構造を参照する。
最終更新:2026-10-07
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部品構成が設計図面と現場の手控えに分かれていた時代は、1点の部品を替えるだけで購買・在庫・原価の担当がそれぞれ読み替えるしかなく、発注漏れと過剰在庫が同時に起きた。構成を1つのデータに固定して初めて、受注数から必要な部品数と発注時期を機械的に計算できる。午前I(科目A-1)では、生産管理システムが何を基準データとして持つか、という切り口で問われる。
具体例
トヨタ自動車やダイキン工業のような多品種の組立製造では、ERP(統合基幹業務システム)に登録した部品表へ生産計画数を掛け、MRP(資材所要量計画)が部品ごとの必要数と発注時期を算出する。SAP S/4HANA も Oracle ERP も、この部品表テーブルを中核に据えている。
試験での引っ掛け
部品の一覧表ではなく、階層・員数・有効日付を持つ構造データである点が要。設計が持つ E-BOM と製造が持つ M-BOM は粒度も並びも違い、両者を変換・同期する仕組みが無いと、所要量計算の結果そのものが信用できなくなる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問28(IPA)
ある期間の生産計画において、図の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が…
正解:90
要点:上位品目の在庫を引いてから下位部品に展開する
製品A10個に対しユニットBの総所要量は40個だが在庫5個を差し引き正味35個、ユニットCは10個で在庫なし。部品Dは35×3+10×1=115個必要で、在庫25個を差し引いた正味所要量は90個となる。上位品目の在庫を先に引いてから下位に展開する点が要点である。
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問28(IPA)
ある期間の生産計画において、表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が…
正解:90
要点:正味所要量は上位品目の在庫を引いてから下位へ展開する
製品Aが10個必要なので、ユニットBの総所要量は10×4=40個、在庫5個を差し引いて正味35個。ユニットCは10×1=10個で在庫がないので正味10個。部品Dの総所要量は、Bから35×3=105個、Cから10×1=10個で合計115個となる。ここから部品Dの在庫25個を引いて、正味所要量は90個である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。