クラス図とは?くらすず
クラス図とは、UML(Unified Modeling Language:統一モデリング言語)の構造図の一つで、システムを構成するクラス(データと操作のまとまり)と、その静的な関係を表す。各クラスを名前・属性・操作の三段の箱で描き、関連・汎化・集約などの線で結び、線の両端に多重度を書く。
最終更新:2026-10-07
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設計を文章で書くと、どのデータがどこに属し、何が何をいくつ持つのかが読み手ごとに違って伝わる。UMLは記法を一本化することで、設計をそのまま実装のクラス構成やテーブル設計へ写せるようにした。図の種類ごとに表せるものが決まっているため、午前I(科目A-1)では「この内容を表すのはどの図か」を選ばせる形で問われる。
具体例
「顧客」クラスに属性(顧客番号、氏名)と操作(住所を変更する)を書き、「注文」クラスと関連線で結ぶ。両端に1と0..*の多重度を書けば、1人の顧客が0件以上の注文を持つ関係になり、この形はそのまま顧客表と注文表の設計へ落とせる。
試験での引っ掛け
クラス図が表すのは静的な構造だけで、処理の順序や時間の経過は表現できない(それはシーケンス図の役割)。また実際のデータ1件ずつを表すのはオブジェクト図であり、クラス図とは別の図である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問25(IPA)解説で登場
表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図は外部から見た機能とアクタの関係を描く
bは「システムが提供する機能単位と利用者との関連」を記述する図法である。システムの外部から見た機能とアクタ(利用者)の関わりを表すのはユースケース図であり、要件定義で機能の洗い出しに使われる。aはクラス図、cはステートチャート図、dはコラボレーション図に対応する。
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)解説で登場
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
正解:複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
要点:UMLは標準化された複数の図で構造と振る舞いを表す
UML(統一モデリング言語)は、オブジェクト指向に基づく標準的な記述ルールをもつモデリング言語で、クラス図・ユースケース図・アクティビティ図・シーケンス図など複数の図を用いて、構造と振る舞いという異なる観点から対象を表現できる。業務プロセスの可視化では、目的に応じた図を使い分ける点が特徴となる。
出典:令和7年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問16(IPA)解説で登場
UMLのダイアグラムのうち、インスタンス間の関係を表現するものはどれか。
正解:オブジェクト図
要点:オブジェクト図はインスタンス間の関係のスナップショット
オブジェクト図は、ある時点におけるインスタンス(オブジェクト)とその属性値、インスタンス間のリンクを表す構造図である。クラス図がクラス(型)どうしの関係を示すのに対し、オブジェクト図は具体的な実体どうしの関係のスナップショットを示す。
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 5. その他の言語 > (2) その他の言語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。