モジュールの独立性(結合度と強度)とは?もじゅーるのどくりつせい
モジュールの独立性(結合度と強度)とは、分割の良し悪しを測る2つの軸。結合度はモジュール間の依存の強さで、必要なデータ項目だけを引数で渡すデータ結合が最も弱く、相手の内部を直接参照する内容結合が最も強い。強度(凝集度)は内部のまとまりで、単一機能に絞った機能的強度が最も高い。結合度は低く、強度は高くが原則。
最終更新:2026-10-07
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独立性を測るのは、変更の影響がどこまで波及するかを設計の時点で見積もるためである。依存が弱いほど、直したモジュールの外を再テストせずに済む。結合度の7段階は「相手の内部をどこまで知っている必要があるか」の順に並んでおり、暗記の対象というよりこの1点に還元できる。
具体例
平成28年度春期と令和5年度春期の午前I(科目A-1)はいずれも結合度が最も低い受渡し方法を問い、正解は「入出力に必要なデータ項目だけを引数として渡す」だった。大域的データ(共通域)の参照や外部宣言による共有は結合度が高い側に置かれる。
試験での引っ掛け
2つの軸で望ましい向きが逆になるのが引っ掛けで、結合度は低いほど良く、強度は高いほど良い。「結合度が高い=結びつきが強くて良い」と読むと選択肢を落とす。制御用のフラグを引数で渡すのは制御結合であり、同じ引数渡しでもデータ結合より強い。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問16(IPA)
モジュールの独立性を高めるには、モジュール結合度を低くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち、モジュール結合度が最も低いものはどれか。
正解:入出力に必要なデータ項目だけをモジュール間の引数として渡す。
要点:データ結合が最も結合度が低く、モジュールの独立性が高い
モジュール結合度は弱いものから順に、データ結合・スタンプ結合・制御結合・外部結合・共通結合・内容結合と分類される。処理に必要なデータ項目だけを引数として渡す方式はデータ結合で、これが最も結合度が低く、モジュールの独立性が最も高い。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。