UMLとは?
UMLとは、オブジェクト指向の分析・設計で使う標準化された表記法。構造を表す図(クラス図・オブジェクト図・コンポーネント図)と、振る舞いを表す図(ユースケース図・アクティビティ図・シーケンス図・状態マシン図)がある。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では11回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ゆーえむえる
UMLの意味
オブジェクト指向の分析・設計で使う標準化された表記法。構造を表す図(クラス図・オブジェクト図・コンポーネント図)と、振る舞いを表す図(ユースケース図・アクティビティ図・シーケンス図・状態マシン図)がある。
UMLの具体例
ユースケース図はアクタ(外部の利用者・システム)と機能の関係を描き、システムの範囲を明示する。アクティビティ図は分岐・並行・同期を含む処理の流れを表し、並列同期を示す二重線は分岐したすべての経路の完了を待ち合わせる。オブジェクト図はある時点のインスタンス間の関係のスナップショット。
UMLは試験でどう引っ掛けられる?
汎化は「is-a関係(〜の一種である)」、集約・コンポジションは「部品と全体の関係」。矢印の意味を取り違えやすい。
UMLと関連する用語
UMLが出た過去問
UMLのユースケース図の説明はどれか。
正解:システムとアクタの相互作用を表現する。
要点:ユースケース図はアクタとシステムの相互作用を描く
ユースケース図は、システムの外部にいるアクタ(利用者や外部システム)と、システムが提供する機能単位であるユースケースとの関係を描く図である。システムの振る舞いを利用者の視点から俯瞰し、要件定義の段階で範囲を合意するために使われる。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図は外部から見た機能とアクタの関係を描く
bは「システムが提供する機能単位と利用者との関連」を記述する図法である。システムの外部から見た機能とアクタ(利用者)の関わりを表すのはユースケース図であり、要件定義で機能の洗い出しに使われる。aはクラス図、cはステートチャート図、dはコラボレーション図に対応する。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行・同期を含む処理の流れを表す
アクティビティ図は業務やシステムの処理の流れを表すUMLの図で、条件による分岐(デシジョン)と合流、並行処理の開始と終了を表すフォークとジョインを記述できる。そのため業務フローの記述に適している。クラス図は静的構造、状態遷移図は状態の変化、ユースケース図は機能と利用者の関係を表す。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
正解:複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
要点:UMLは標準化された複数の図で構造と振る舞いを表す
UML(統一モデリング言語)は、オブジェクト指向に基づく標準的な記述ルールをもつモデリング言語で、クラス図・ユースケース図・アクティビティ図・シーケンス図など複数の図を用いて、構造と振る舞いという異なる観点から対象を表現できる。業務プロセスの可視化では、目的に応じた図を使い分ける点が特徴となる。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問23(IPA)要件定義において、利用者や外部システムと、業務の機能を分離して表現することによって、利用者を含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される図はどれか。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図はアクタと機能を分けて業務範囲を明示する
ユースケース図は、システムの外側にいる利用者や外部システムをアクタとして描き、システムが提供する機能をユースケースとして楕円で表す。両者を線で結び、システム境界の枠で囲むことで、誰がどの機能を使うのか、どこまでがシステムの範囲かを明確にできる。要件定義でスコープを合意する用途に適している。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。