オブジェクト指向とは?おぶじぇくとしこう
オブジェクト指向とは、データと、それを操作する手続を1つのオブジェクトにまとめ、その組み合わせでシステムを組み立てる考え方。内部構造を隠すカプセル化、上位クラスの性質を引き継ぐ継承、同じ呼出しで対象ごとに異なる動作をする多相性(ポリモーフィズム)が柱になる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
手続とデータを別々に置く作りでは、データ構造を1つ変えるたびに、それに触る手続を全部探して直す羽目になった。触ってよい入口をオブジェクトの側で限定すれば、変更の影響を内側に閉じ込められる。午前Iでは開発技術の分野から、用語どうしの区別を問う1問として出題される。
具体例
図形クラスに面積を求める操作を定め、円と長方形の各サブクラスで中身を書き分けておけば、呼ぶ側は種類を意識せず同じ名前で呼べる。JavaのインタフェースやC++の仮想関数がこの実装にあたる。
試験での引っ掛け
オーバライド(継承した操作を同じ名前・同じ引数で作り直す)とオーバロード(同じ名前で引数の型や数が違う操作を並べる)の取り違えが定番。汎化と特化の向きも、上位が汎化・下位が特化で、逆に書いた選択肢が出る。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)解説で登場
出典:令和6年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問16(IPA)
オブジェクト指向におけるクラス間の関係のうち、適切なものはどれか。
正解:サブクラスではスーパークラスの操作を再定義することができる。
要点:サブクラスは継承した操作を再定義できる
サブクラスはスーパークラスの操作を継承するが、同じ名前と引数で処理内容を書き換えることができる。これをオーバライド(再定義)といい、共通の呼出しに対してクラスごとに異なる振る舞いをさせる多相性の基礎となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。