ウォークスルーとは?
ウォークスルーとは、成果物の作成者が主催し、参加者へ内容を順に説明しながら誤りや不明点を指摘してもらう非公式なレビュー。手続きが軽く早期に何度も実施できる反面、記録の残し方を決めておかないと監査で実施の事実を証明できない点が問われる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題されています(2021年度〜2025年度)。
うぉーくするー
ウォークスルーの意味
成果物の作成者が主催し、参加者へ内容を順に説明しながら誤りや不明点を指摘してもらう非公式なレビュー。手続きが軽く早期に何度も実施できる反面、記録の残し方を決めておかないと監査で実施の事実を証明できない点が問われる。
ウォークスルーの具体例
設計者が処理の流れを1本ずつ追いながら説明し、参加者が例外系の考慮漏れを指摘する。監査では、指摘事項が一覧化され修正の完了確認まで追跡できるかを確かめ、口頭のやり取りだけで終わっている案件を統制上の弱点として扱う。
ウォークスルーは試験でどう引っ掛けられる?
インスペクションとの違いは公式性と役割分担にある。ウォークスルーは作成者が進行役を兼ねるのに対し、インスペクションはモデレータが進行し、事前準備と合否の判定基準を定めた公式な会議として実施される。
ウォークスルーと関連する用語
ウォークスルーが出た過去問
データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法は処理と統制を順に追跡する監査技法
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る流れと、そこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際の処理に沿って監査人が追跡して確認する技法である。実務の流れに沿って追いかけることで、統制が意図どおり機能しているかを確かめる。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)仕様書やソースコードといった成果物について、作成者を含めた複数人で、記述されたシステムやソフトウェアの振る舞いを机上でシミュレートして、問題点を発見する手法はど…
正解:ウォークスルー
要点:ウォークスルーは机上で振る舞いを追うレビュー手法
ウォークスルーは、成果物の作成者を含む複数の関係者が集まり、仕様やコードをたどりながら処理の振る舞いを机上でシミュレートして、誤りや問題点を早期に見つけるレビュー手法である。実際に動かす前の段階で欠陥を摘出できる点に価値がある。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)システム監査において、監査手続の適用に際して用いられる技法のうち、データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、書面…
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法はデータの流れと統制を順に追跡する技法
ウォークスルー法は、データが生成されてから入力・処理・出力・活用に至るまでの流れと、そこに組み込まれた統制を、書面上または実際に順を追ってたどる技法である。処理の流れ全体を追跡することで統制が意図どおり機能しているかを確かめる。
出典:令和6年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)システム監査におけるウォークスルー法の説明として、適切なものはどれか。
正解:データの生成から入力、処理、出力、利活用までのプロセス、及び組み込まれている一連のコントロールを確認する。
要点:ウォークスルー法はデータの流れを追い統制を確認する
ウォークスルー法は、データや処理の流れを発生から入力、処理、出力、利活用に至るまで実際に追跡し、その過程に組み込まれたコントロールが意図どおり機能しているかを確認する監査技法である。文書の点検やヒアリングだけでは分からない実際の流れを跡付けられる点に特徴がある。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)システム監査における“監査手続”として、最も適切なものはどれか。
正解:監査項目について、十分かつ適切な証拠を入手するための手続
要点:監査手続は十分かつ適切な監査証拠を入手する手続
監査手続とは、監査人が監査項目について結論を導くために、十分かつ適切な監査証拠を入手する手続をいう。点検、インタビュー、ウォークスルー、テストデータ法などの具体的な技法の適用がこれに当たる。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。