監査技法とは?かんさぎほう
監査技法とは、システム監査人が監査証拠を集めるために用いる手法の総称。インタビュー法、チェックリスト法、ドキュメントレビュー法、ウォークスルー法、突合・照合法、現地調査法、統計的サンプリングなどがあり、監査ソフトウェアを使うものはコンピュータ支援監査技法(CAAT)と呼ばれる。
最終更新:2026-10-07
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監査の結論は監査人の心証では成り立たず、裏付けとなる監査証拠が要る。しかも証拠は被監査部門の協力を得て集めるものなので、恣意が入らない集め方をあらかじめ手法として決めておかないと、結論の信頼性が担保できない。全件を確かめるのが理想でも量的に不可能なため、試査(サンプリング)で全体を推し量る手法まで含めて体系化されている。
具体例
入力の網羅性を確かめるなら、入力データとプルーフリストの照合記録を突き合わせる(突合・照合法)。テストデータ法は結果の分かっているデータを本番プログラムに通して統制が働くかを見る手法、監査モジュール法は本番プログラムに監査用の処理を組み込んで稼働中のデータを抽出する手法で、どちらもCAATに含まれる。
試験での引っ掛け
ウォークスルー法は、監査ではデータの流れとその過程の統制を発生から結果まで順に追跡する技法を指す。同じ「ウォークスルー」でも開発工程では、作成者が設計書やコードを説明してレビューする技法を指す別物なので、設問がどちらの分野かで判断する。監査証拠は体裁の整い方ではなく、十分性(量)と適切性(質)で評価される。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問22(IPA)解説で登場
データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法は処理と統制を順に追跡する監査技法
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る流れと、そこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際の処理に沿って監査人が追跡して確認する技法である。実務の流れに沿って追いかけることで、統制が意図どおり機能しているかを確かめる。
出典:令和7年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問21(IPA)解説で登場
システム監査におけるウォークスルー法の説明として、適切なものはどれか。
正解:データの生成から入力、処理、出力、利活用までのプロセス、及び組み込まれている一連のコントロールを確認する。
要点:ウォークスルー法はデータの流れを追い統制を確認する
ウォークスルー法は、データや処理の流れを発生から入力、処理、出力、利活用に至るまで実際に追跡し、その過程に組み込まれたコントロールが意図どおり機能しているかを確認する監査技法である。文書の点検やヒアリングだけでは分からない実際の流れを跡付けられる点に特徴がある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。