静的テストとは?せいてきてすと
静的テストとは、ソフトウェア開発の分野の語で、対象を動かさずに、書かれたものを読むことだけで欠陥を見つける検証。ソースコードだけでなく要件定義書や設計書も対象になるため、実装が始まる前から使える点が動的テストとの決定的な違いになる。人が読む形式としてレビュー・ウォークスルー・インスペクションがあり、機械が読む形式が静的解析ツールによる検査である。開発が専門外の受験者は「テスト=動かして確かめること」と考えて選択肢を落としやすい。
最終更新:2026-10-07
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実行して確かめる方式では、そのコードを動かす入力を用意できた範囲しか検査できず、めったに通らない分岐は最後まで未検証で残る。またテストできるのは実装が終わってからで、上流の設計誤りは作り込みが済んだ後に見つかることになる。実行を前提としない検査を置けば、設計書の段階から欠陥を潰せ、修正費用が最も安い時点で手を打てる——欠陥は発見が遅れるほど修正費用が跳ね上がる、という前提がこの手法を支えている。
具体例
SonarQubeやCoverityのような静的解析ツールで、コーディング規約違反・未初期化変数・NULL参照の恐れを実行前に検出する。設計段階では、作成者が説明しながら参加者が指摘するウォークスルーと、第三者のモデレータが進行し記録を残すインスペクションを使い分ける。
試験での引っ掛け
静的/動的の軸と、ホワイトボックス/ブラックボックスの軸を混同しやすい。後者は動的テストの内部での分類である。静的解析ツールを使ってもプログラムは実行しないので静的テストであり、「ツールを使うから動的」ではない。インスペクションは最も形式的で記録を伴うレビュー、ウォークスルーは作成者主導の非公式なレビュー、という位置付けの違いも問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。