減損会計とは?げんそんかいけい
減損会計とは、回収が見込めなくなった固定資産について、帳簿価額を回収可能価額まで引き下げ、下げた分を減損損失として計上する処理。回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のうち高いほうを採る。手順は、収益性低下の兆候をつかみ、割引前の将来キャッシュフローと簿価を比べて認識を判定し、そのうえで金額を測定する、という三段階になる。
最終更新:2026-10-06
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取得原価のまま資産を載せ続けると、稼いでいない設備やシステムが帳簿の上では価値を持ち続け、投資判断が現実から離れていく。損失を早く表に出すことで、撤退や再投資の決断を先送りさせないのがこの制度の狙い。ST試験では、大型のシステム投資が計画どおり使われなかったときに何が起きるかとして問われる。
具体例
稼働率が計画を大きく下回った設備や情報システムについて、割引前の将来キャッシュフローが帳簿価額を下回ると判定された場合に、使用価値まで簿価を切り下げる。自社利用のソフトウェアも減損の対象になる。
試験での引っ掛け
切り下げ先は時価ではなく回収可能価額。認識の判定は割引前キャッシュフロー、測定は割引後(使用価値)と、段階によって使う数字が変わる点も頻出。減損損失は資金が出ていく費用ではなく、日本基準では一度計上した減損の戻し入れも行わない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)
固定資産について回収可能価額と帳簿価額とを比較し、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、その差額を損失として認識し、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額する会…
正解:減損会計
要点:減損会計は回収可能価額まで固定資産の簿価を切り下げる処理
減損会計は、収益性の低下によって固定資産に投じた金額の回収が見込めなくなった場合に、回収可能価額まで帳簿価額を切り下げ、その差額を減損損失として計上する会計処理である。将来の損失を先送りせず、資産を過大に計上したままにしないための手続である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。