設備総合効率(OEE)とは?せつびそうごうこうりつ
設備総合効率(OEE)とは、設備が価値を生んだ度合いを、時間稼働率・性能稼働率・良品率の積で表す指標。停止によるロス、速度低下によるロス、不良によるロスを一つの率へまとめ、どこに改善余地が残っているかを示す。生産設備へのIoT投資の効果測定指標としても使われる。
最終更新:2026-10-06
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稼働時間だけを見ると、動いてはいるが遅い設備や、動きながら不良を作り続けた設備が高く評価されてしまう。三つの率を掛け合わせるのは、どれか一つでも低ければ最終的な価値は上がらないという現場の実感を数字の形にしたもの。経営会議では「設備を増やす前に、いまの設備が何割の力しか出せていないかを示す指標」として、増設投資の是非を問う場面で使う。
具体例
時間稼働率90%、性能稼働率95%、良品率98%ならOEEは約84%。センサで停止理由を自動記録した結果、段取り替えが停止時間の4割を占めると分かれば、外段取り化で時間稼働率を95%へ引き上げるという具体的な目標に落とせる。この改善効果が、IoT基盤への投資回収の根拠になる。
試験での引っ掛け
三つの率の平均ではなく積である点を誤りやすく、それぞれが高くてもOEEは目減りする。また負荷時間の定義(計画停止を含めるか)によって値が変わるため、他社の公表値と単純に比べても意味がなく、自社の時系列比較や工程間の比較に用いるのが正しい使い方になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。