売上高総利益率・売上高営業利益率とは?
売上高総利益率・売上高営業利益率とは、収益性を段階別に見る指標。売上高総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高で、製品・サービスそのものの付加価値の高さを表す。売上高営業利益率=営業利益÷売上高で、販売費及び一般管理費まで差し引いた本業の稼ぐ力を表す。両者の差が販管費の重さを示す。
ITストラテジスト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2023年度)。
うりあげだかそうりえきりつ・うりあげだかえいぎょうりえきりつ
売上高総利益率・売上高営業利益率の意味
収益性を段階別に見る指標。売上高総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高で、製品・サービスそのものの付加価値の高さを表す。売上高営業利益率=営業利益÷売上高で、販売費及び一般管理費まで差し引いた本業の稼ぐ力を表す。両者の差が販管費の重さを示す。
売上高総利益率・売上高営業利益率の具体例
受託開発は原価に技術者の人件費が入るため粗利率30%程度でも、営業利益率は8%前後になりやすい。自社SaaSは粗利率80%と高い一方、獲得広告費と開発費が販管費に載るため成長期の営業利益率は低い、という違いが読み取れる。
売上高総利益率・売上高営業利益率は試験でどう引っ掛けられる?
粗利率の高さだけで優劣を判断しない。営業利益率まで見ないと、販管費で食い潰している構造が見えない。また営業外損益(支払利息など)や特別損益は営業利益に含まれず、経常利益・当期純利益との段階の違いを混同しやすい。
売上高総利益率・売上高営業利益率と関連する用語
売上高総利益率・売上高営業利益率が出た過去問
連結売上高総利益率は何%か。ここで、B社はA社の100%子会社で、仕入れは全て親会社からであり、売上は全て親会社以外である。また、期首、期末とも在庫はない。
正解:40
要点:連結では親子間の売上と仕入れを相殺してから利益率を計算する
連結では親子間の内部取引を相殺する。連結売上高は、A社の外部向け売上4,000にB社の売上1,000を加えた5,000(子会社向け800は相殺)。連結売上原価は、A社3,000とB社800の合計3,800から内部仕入れ800を相殺して3,000。よって連結売上総利益は5,000−3,000=2,000となり、売上高総利益率は2,000÷5,000=40%である。
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問22(IPA)連結売上高総利益率は何%か。ここで、B社はA社の100%子会社で、仕入れは全て親会社からであり、売上は全て親会社以外である。また、期首、期末とも在庫はない。
正解:40
要点:連結では親子間の内部売上と内部仕入を相殺してから比率を出す
連結決算では親子間の内部取引を相殺消去する。連結売上高はA社の外部向け4,000万円とB社の1,000万円の合計5,000万円(子会社向け800万円は消去)、連結売上原価はA社3,000万円とB社800万円の合計から内部仕入分800万円を消去して3,000万円となる。連結売上総利益は2,000万円で、売上高総利益率は2,000÷5,000=40%である。
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。