連結決算とは?れんけつけっさん
連結決算とは、親会社と支配下にある子会社を一つの企業集団とみなして作成する財務諸表。子会社の数値は合算したうえで、親子会社間の売上・仕入や債権債務、在庫に残る未実現利益を相殺消去する。関連会社は合算せず持分法を適用し、持分に応じた損益だけを取り込む。
最終更新:2026-10-06
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単体の決算だけでは、子会社へ売った時点で売上が立つため、外部にはまだ売れていない在庫が集団の利益に見えてしまう。子会社や海外拠点を抱える経営が当たり前になるほど、投資家が見たいのは集団としての実力になる。ST試験では、グループ横断の会計システム統合や決算早期化の目的として問われる。
具体例
親会社が子会社へ販売した売上と子会社側の仕入を相殺してから連結売上高を求め、その上で利益率を計算する。決算を早めるために、グループ共通の勘定科目コードと締め日を先に揃える取組みが、そのまま企業システムの案件になる。
試験での引っ掛け
合算するのは子会社、関連会社は持分法——ここが定番の分かれ目。内部取引を相殺してから比率を計算する順序も計算問題で狙われる。連結の範囲は持株比率だけで決まるとは限らず、役員派遣などを含む実質的な支配の有無で判断される点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)解説で登場
連結売上高総利益率は何%か。ここで、B社はA社の100%子会社で、仕入れは全て親会社からであり、売上は全て親会社以外である。また、期首、期末とも在庫はない。
正解:40
要点:連結では親子間の内部売上と内部仕入を相殺してから比率を出す
連結決算では親子間の内部取引を相殺消去する。連結売上高はA社の外部向け4,000万円とB社の1,000万円の合計5,000万円(子会社向け800万円は消去)、連結売上原価はA社3,000万円とB社800万円の合計から内部仕入分800万円を消去して3,000万円となる。連結売上総利益は2,000万円で、売上高総利益率は2,000÷5,000=40%である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。