稼働率・操業度とは?かどうりつ・そうぎょうど
操業度は基準となる生産能力に対して実際にどれだけ生産したかの割合、稼働率は設備が実際に動いた時間の割合で、生産量と時間という測る軸が違う。標準原価計算では、実際操業度が基準操業度を下回ると固定費を配賦しきれず操業度差異が生じる。時間の損失を総合的に測る指標にはOEE(設備総合効率)がある。
最終更新:2026-10-06
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固定費は生産量に関係なく発生するため、あらかじめ「これだけ作る」という前提で製品1個あたりに割り振っておく。実際の生産がその前提から外れると、割り振った額と実際の発生額がずれる——このずれを能力の使い残しとして見えるようにしたのが操業度差異。ST試験では、生産系システムの効果を原価の言葉で説明する場面で使う。
具体例
基準操業度が月10,000時間で実際が9,000時間なら操業度は90%となり、配賦しきれなかった固定費が不利差異として表れる。OEEは時間稼働率・性能稼働率・良品率の積で測り、日本発のTPM(全員参加の生産保全)を通じて製造現場に広まった。
試験での引っ掛け
操業度差異が生じるのは固定費の配賦についてで、変動費には生じない(変動費は操業度に比例するため単位あたりが変わらない)。符号も逆にしやすく、実際操業度が基準を下回れば配賦不足=不利差異、上回れば有利差異。稼働率は時間、操業度は生産量の割合。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
生産性指標のうち,操業度を説明したものはどれか。
正解:工場全体の設備能力の利用度合いを,標準生産量に対する実際生産量の割合で表す。
要点:操業度は標準生産量に対する実際生産量の割合
操業度は、保有する設備能力をどれだけ使えているかを示す指標で、標準生産量(能力上の生産量)に対する実際生産量の割合で表す。作業者や機械の稼働状況を示す稼働率、作業能率を示す能率、産出量を投入人数で割った労働生産性とは区別される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。