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正規化とは?せいきか

正規化とは、同じ事実が複数の場所に重複して記録されることを防ぐため、項目間の従属関係に着目して表を分割していく設計手法。重複があると、片方だけ更新されて食い違う状態(更新時異状)が生まれるため、事実を一か所にまとめて他からは参照させる。ST試験では、全社のデータを統合して活用しようとするときに、まずどこにデータの正本を置くかを決める話として押さえる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

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背景

部門ごとにシステムを作ってきた企業では、同じ顧客の住所が営業システムと請求システムと配送システムに別々に持たれ、どれが正しいのか誰も答えられない状態になっている。これは技術上の問題ではなく、事実の記録場所を全社で決めていないことの帰結で、分析基盤を作っても集計値が合わない原因になる。表を分けて参照させるという設計上の作法は、この「正本を一つに定める」考え方をデータベースの中で実行したものになる。経営会議では「データ活用の前提として、顧客と品目の正本をどのシステムに置くかを決める必要があります。これは情報システムの技術判断ではなく、どの部門が責任を持つかという業務の判断です」と、体制の議題へ接続するのが有効になる。

具体例

受注データに顧客名を直接持たせると、社名変更のたびに過去分を含む全行を更新することになり、漏れれば同じ顧客が二つの名前で残る。顧客マスタへ分離して顧客IDで参照する形にすれば更新は一か所で済む。基幹システム刷新では、この整理を移行前に行うかどうかで名寄せ作業の量が桁で変わり、多くの案件で最大の遅延要因になっている。

試験での引っ掛け

分割の度合いが高いほど良いとは限らない。表が増えれば結合の処理が増えて性能が落ちるため、分析用のデータには意図的に重複を持たせる(非正規化)ことが正解になる場面がある。問題になるのは非正規化そのものではなく、重複させた項目を同期させる仕組みを置かないことのほうで、投資判断としては「重複を許す代わりに、同期を保つ仕組みへいくら払うか」という形で現れる。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 分割の度合いが高いほど良いとは限らない。