LTV(顧客生涯価値)とは?えるてぃーぶい
LTV(顧客生涯価値)とは、1人(1社)の顧客が取引を始めてから終えるまでに、企業へもたらす利益の累計。継続期間・購買頻度・粗利率から算出し、獲得や維持にかかった費用を差し引いて評価する。継続課金型の事業では、顧客獲得コスト(CAC)と並べて投資判断の基準にする。
最終更新:2026-10-06
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1回の取引の利益だけを見ていると、獲得に費用をかける事業はどれも赤字に見え、広告や初期の割引を続ける根拠が立たなくなる。取引の一生を単位に測り直すと、獲得費用は費用ではなく回収期間のある投資として扱えるようになる。サブスクリプション事業で「いくらまで獲得に払ってよいか」を決められるのは、この指標があるため。
具体例
月額1万円・粗利率70%・平均継続36か月なら、粗利の累計はおよそ25万円。獲得コストが8万円なら回収に12か月ほどかかる計算になり、平均継続が18か月に縮めばLTVは半減して投資の前提そのものが崩れる。
試験での引っ掛け
売上ではなく利益で測り、維持にかかる費用を差し引くのが基本。平均継続期間が計算の前提に入っているため、解約率が動けばLTVも動く点が問われる。紹介による新規獲得の効果まで含める定義もあるので、設問がどこまでを範囲にしているかを確かめる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)解説で登場
一人の顧客に関する顧客生涯価値を算出する際の考慮点として,適切なものはどれか。
正解:顧客が紹介する他の顧客の購入見込みも対象とする。
要点:LTVは紹介効果やコストも含めた生涯の累積利益
顧客生涯価値(LTV)は、一人の顧客が取引期間全体を通じて企業にもたらす利益の総額である。単発の売上ではなく長期の累積で捉えるため、買い替えや継続購入だけでなく、その顧客が口コミや紹介で新たな顧客をもたらす効果も考慮対象となる。獲得・維持にかかるコストも差し引いて評価する。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 2. マーケティング > (1) マーケティング理論に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。