CVC・出島組織とは?しーぶいしー・でじまそしき
CVCは事業会社が自ら資金を出してファンドを組成し、外部のスタートアップへ出資して技術や新規事業の芽を取り込む仕組み。出島組織は、既存事業の稟議・評価基準・人事制度から切り離した独立組織を置き、新規事業を速く試せるようにする体制を指す。どちらも既存の枠の外側に意思決定の場を作る打ち手である。
最終更新:2026-10-06
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新規事業は不確実で、既存事業の投資基準(回収年数や利益率)に当てはめればほぼ全て却下される。かといって基準を緩めれば既存事業の規律が崩れ、本業の稼ぐ力まで落ちる。この矛盾は説得や号令では解けないので、基準そのものを分けた場所を組織の外側に用意することで避ける——それがCVCと出島組織であり、両利きの経営でいう探索を実行に移すための器にあたる。
具体例
ソニーグループのSony Innovation FundやKDDIのオープンイノベーションファンドは、出資を通じて自社事業と組み合わせられる技術へ早く接することを狙って運営されている。出島側では、自社の工場や店舗を実証の場として提供し、成果が出た段階で本体へ組み戻すか資本を追加するかを経営が判断する。
試験での引っ掛け
CVCと独立系ベンチャーキャピタルの違いは出資の目的にあり、CVCは自社の事業戦略上の価値が主目的、独立系は財務リターンの最大化が目的で、評価軸が違う。出島組織は「新規事業部を作ること」ではなく既存の評価基準・意思決定手続から切り離すことに意味があり、同じ稟議と収益基準の下に置いた時点で目的を外す。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。