暗号化・認証の基礎技術とは?あんごうか・にんしょうのきそぎじゅつ
暗号化・認証の基礎技術とは、通信や保管データを第三者に読めない形へ変える暗号化、本人性と改ざんの無さを示すデジタル署名、公開鍵の持ち主を保証する電子証明書と発行元の認証局(CA)、それらを束ねて通信路を守るTLSからなる技術群。運用の側では、証明書の期限切れがそのまま停止インシデントになるため、期限と失効の管理が実務の中心になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
インターネットで使われる主要なプロトコルは、経路上の誰かが読み書きすることを想定せずに設計された。後から秘匿を足すと、今度は鍵をどう相手へ渡すかという問題が残る。公開鍵暗号がこれを解き、その公開鍵が本人のものかを第三者が保証する仕組み(PKI)まで積み上げて、はじめて見ず知らずの相手と安全にやり取りできるようになった。
具体例
サーバ証明書はDigiCertのような認証局やLet's Encryptが発行し、ブラウザは搭載済みのルート証明書から連鎖をたどって正当性を確かめる。Let's Encryptの有効期間は90日と短いため、certbotによる自動更新と、更新の失敗を拾う監視を組み合わせて回すのが定石になっている。
試験での引っ掛け
鍵の向きを逆に覚えるのが最も多い失点。中身を隠す目的なら受信者の公開鍵で暗号化して受信者の秘密鍵で復号し、デジタル署名は送信者の秘密鍵で作って送信者の公開鍵で検証する。署名が保証するのは本人性と非改ざんだけで、署名しただけの文書は誰でも読める。署名の対象が原文ではなく原文のハッシュ値である点、ハッシュ関数は戻せないので暗号化とは別物である点も同じ設問で問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
無線LANのセキュリティ方式としてWPA2を選択するとき、利用される暗号化アルゴリズムはどれか。
正解:AES
要点:WPA2の暗号化アルゴリズムはAES(CCMP)
WPA2はIEEE 802.11iに基づく無線LANのセキュリティ方式で、暗号化にはAESを用いるCCMP(AES-CCMP)が採用されている。旧来のWEPやWPA(TKIP)で使われていたストリーム暗号RC4の弱点を解消するために、ブロック暗号であるAESへ移行した点が要点である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。