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参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)とは?さんしょうもでる

参照モデル(BRM・DRM・SRM・TRM)とは、EA(エンタープライズアーキテクチャ)が組織の全体像を整理する4層のひな型。BRM(業務参照モデル)が業務体系の分類、DRM(データ参照モデル)がデータの分類と標準、SRM(サービスコンポーネント参照モデル)が再利用可能な機能部品の分類、TRM(技術参照モデル)が採用する技術標準の体系にあたる。セキュリティの立場では、守る対象の棚卸しがこの4層に対応する。BRMが業務影響度、DRMが情報資産の分類と取扱い規定、SRMが認証・認可・ログ収集といった共通基盤機能、TRMが暗号アルゴリズムや通信規格の標準である。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

別名:Business Reference Model ほか、参照モデル、BRM・DRM・SRM・TRM、SRM、TRM

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背景

支援士の午前IIで、EAの4参照モデルが正面から問われた例はない。この見出し語で覚えておく価値があるのは、同じ表記が支援士の頻出分野で別の意味を持つという一点である。「参照モデル」は午前IIではほぼ例外なくOSI基本参照モデルを指し、TCPの階層を問う設問の中に現れる。「DRM」も、支援士ではディジタル著作権管理の側で出る。EAの用語だと思い込んだまま選択肢を読むと、正しい記述を誤答として捨てることになる。

具体例

情報資産の洗い出しにこの4層を使うと、抜けが見つけやすい。TRMに「TLS 1.2以上」「AES-128以上」といった技術標準を並べておけば、危殆化した方式を使い続けている機器を横断的に特定できる。SRMに認証・認可・ログという共通部品を定義しておけば、部門ごとに独自実装された認証を発見できる。DRMで情報を公開・社外秘・極秘に分類しておけば、暗号化や持出し制限の要否をシステムごとに一から議論せずに済む。層を先に決めておくことが、棚卸しの網羅性を担保する。

試験での引っ掛け

第1に、午前IIで「参照モデル」と書かれていたらOSI基本参照モデルである。平成28年度秋期問20と令和元年度秋期問20は同一の設問で、TCPに関する記述の誤答として「OSI基本参照モデルのネットワーク層の機能である」が置かれた。TCPはトランスポート層、ネットワーク層を担うのはIPで、この取り違えが2回出ている。EAの参照モデルとは、そもそも階層の話が別物である。第2に、DRMは支援士ではディジタル著作権管理を指す。令和3年度秋期問23はブルーレイディスクのコンテンツ保護技術を問い、正解はAACS、誤答にCPRM・CSS・WMRM(Windows Media形式のコンテンツを対象としたDRM)が並んだ。データ参照モデルの出番はない。第3に、EAの4層は守る対象を並べる枠であって、それ自体はセキュリティ管理策ではない。管理策の実践のための規範はJIS Q 27002、ISMSの要求事項はJIS Q 27001が持つので、参照モデルを整備したことを管理策の整備と数えない。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 第1に、午前IIで「参照モデル」と書かれていたらOSI基本参照モデルである。