SLR(サービスレベル要件)とは?えすえるあーる
SLR(サービスレベル要件)とは、顧客が業務上必要とするサービス水準を、合意を結ぶ前の要求段階で整理したもの。SLRを引き出したうえで提供可能性と費用を検討し、現実に守れる数値へ落とし込んだ結果がSLAになる。要求をそのまま約束すれば達成不能な合意や過大な投資につながるため、この間に挟む検討の工程がサービスレベル管理の要になる。
最終更新:2026-10-06
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利用部門が最初に口にするのは「止まっては困る」「すぐ直してほしい」という体験の言葉で、そのままでは測れず、実現手段の重さも見えない。受託した側が善意でこれを呑むと、24時間365日の即応を前提にした要員配置が必要になり、費用か品質のどちらかが破綻する。要求を要求として書き出し、時間帯や事象の重大度で分けて交渉できる形へ整える工程が、合意の前に要る。
具体例
「止まっては困る」という要望を、業務時間帯は8:00〜20:00、その間の停止許容は月30分、月末3営業日は停止不可という条件へ具体化する。そのうえで冗長化と夜間要員の費用を試算し、時間帯によって水準を変える案を提示する。ITILやJIS Q 20000でも、SLRの把握はSLA締結の前段として位置づけられている。
試験での引っ掛け
SLRは顧客側の要求、SLAは双方の合意であり、SLRがそのままSLAになるとは限らない。ここを同一視すると、要求を無条件に受け入れる契約になってしまう。またSLRは機能に関する要求ではなく、可用性や応答時間といった水準(どれだけ)に関する要求である点も区別して問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。