液体冷却・液浸冷却とは?えきたいれいきゃく・えきしんれいきゃく
液体冷却は、GPUサーバのように空冷では追いつかない高発熱の機器を、空気より熱を運ぶ能力が高い液体で冷やす技術の総称である。金属のコールドプレートに冷却液を流して熱を運ぶ間接方式と、サーバ全体を絶縁性の液体に浸す液浸冷却に分かれる。データセンターのPUE改善策として、ファシリティの設問で問われる。
最終更新:2026-10-06
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生成AIの学習に使うGPUは1台で数kWを発熱し、ラック単位では従来の空調設計の想定を大きく超える。空冷で対応するとファンと空調の電力が膨らんでPUEが悪化し、電力契約の上限にも当たる。液体は空気より効率よく熱を運べるため、少ない電力で高密度の熱を処理できる。支援士がデータセンター選定や可用性設計を助言する際、物理環境の知識として出題される。
具体例
KDDIはGPUサーバ向けに液浸冷却のデータセンターを公表しており、絶縁性のフッ素系冷却液にサーバを丸ごと沈めて熱を槽の外へ運ぶ。さくらインターネットの石狩データセンターは外気冷却と組み合わせて空調電力を抑えており、冷却方式の選択がPUEに直結する実例になる。
試験での引っ掛け
液浸冷却は機器を液体に「浸す」方式、コールドプレート方式は金属板を介して「間接的に」冷やす方式で、両方を液体冷却と呼ぶ。液浸の冷媒は導電性のある水ではなく絶縁性の専用液で、「水に浸す」と書いた選択肢は誤り。冷却方式の改善が減らすのはPUEの分母(IT機器)ではなく分子側の空調電力である点も混同される。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。