流動比率とは?りゅうどうひりつ
流動比率とは、1年以内に現金化できる流動資産を、1年以内に返済が必要な流動負債で割った財務指標で、企業の短期的な支払い能力を示す(流動比率=流動資産÷流動負債×100)。100%を下回ると1年内の支払いを資産で賄えない可能性があり、一般に200%程度あれば安全とされる。貸借対照表から読む指標で、自己資本比率とともに企業活動の分野で出題される。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
利益が出ていても手元の現金が尽きれば支払いが止まる。黒字倒産と呼ばれるこの事態を、損益計算書だけでは見抜けない。そこで貸借対照表から「近いうちに要る金」と「近いうちに入る金」を対比する指標が使われる。支援士の読者にとっては午前Iの範囲だが、委託先やクラウド事業者を選ぶときに財務健全性を見る材料としても意味がある——サービスが突然止まる事業者は可用性リスクそのものである。
具体例
流動資産3,000万円・流動負債1,500万円なら流動比率は200%。任天堂のように現預金を厚く持つ企業では数百%に達する一方、在庫回転の速い小売業は100%前後でも問題なく回る。委託先の与信調査で決算書を見る際、まずここを確認する。
試験での引っ掛け
「高いほど良い」と単純化しない。売れ残り在庫(棚卸資産)が積み上がっても流動資産に含まれるため比率は上がる。在庫を除いた当座比率と並べて見るのが定石。分子と分母を逆にした「流動負債÷流動資産」で計算させる出題や、固定比率(固定資産÷自己資本)との取り違えも定番。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。