個別原価計算と総合原価計算とは?こべつげんかけいさんとそうごうげんかけいさん
個別原価計算と総合原価計算とは、原価を集計する単位の置き方が異なる2つの方式。製造指図書ごとに集めるのが個別原価計算で、案件ごとに中身が違う受託開発や建設に向く。同じ製品を流し続ける生産では単位を期間に置き、その期の総製造費用を完成品と期末仕掛品へ配分するのが総合原価計算で、配分に使う加工進捗度の扱いが得点源になる。
最終更新:2026-10-06
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一品ごとに仕様が違う仕事では、指図書という単位に費用を貼り付ければ採算がそのまま分かる。しかし同じ物を大量に流す生産では、1個ずつ費用を追う手間が製品の価値に見合わない。そこで期間で区切り、完成した分と作りかけの分へ按分するという割り切りが生まれた。どちらが正しいかではなく、生産形態に応じて選ぶという判断そのものが問われる。
具体例
脆弱性診断を受注ごとに請け負う事業では、案件番号ごとに技術者の工数と機材費を集計し、案件単位の粗利を管理する。一方、同一仕様のICカードを月に20万枚作る工場では、期末仕掛品8,000枚を加工進捗度25%とみなし、完成品換算2,000枚分の加工費を配分する。
試験での引っ掛け
総合原価計算の完成品換算量では、材料費と加工費で扱いが分かれる点が頻出する。材料を工程の始点で全量投入する場合、材料費は進捗度に関係なく数量の比で按分し、進捗度を掛けるのは加工費だけである。両方を一律に進捗度で按分すると誤答になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。