商法とは?しょうほう
商法とは、商人の営業や商行為に関する基本的なルールを定めた法律で、売買・運送・保険・寄託など商取引全般の一般規定を置く。会社に関する規定が会社法として分離した後も、商行為の通則は商法に残り、企業間取引に対して民法の特則として働く。
最終更新:2026-10-06
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商人どうしの取引は反復・大量で、迅速さと定型性が求められる。個人間の取引を想定した民法の規定をそのまま当てはめると、一件ごとに意思を確認しなければならないなど、取引の速度に合わない場面が出る。そこで、当事者が商人であることを前提に、承諾の擬制や法定利率のような取引実情に合わせた特則を置いたのが商法である。試験では法務分野で、民法・会社法との守備範囲の切り分けとして問われる。
具体例
商法第509条は、平常取引のある商人が営業の部類に属する契約の申込みを受けたとき、遅滞なく諾否を通知しなければ承諾したものとみなすと定める。個人が受けた申込みにこの擬制は働かないため、同じ「返事をしなかった」でも結論が変わる。
試験での引っ掛け
商法と会社法の切り分けが狙われる。会社の設立・機関・株式は会社法、商行為の通則は商法である。また商法は民法を排除するのではなく特則として重なり、商法に定めが無ければ商慣習、それも無ければ民法という順に適用される点も取り違えやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。